思考のダイエット

  • 2010.05.13
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長崎のABC不動産のホンダです。

またまた本を紹介します。

「今日から始める思考のダイエット」

著者:佐野 研二郎

評価★★★☆☆

auリスキャラのLISMO!、TBSブタキャラのTブー!S、

資生堂のザ・コラーゲンなどを手掛けた、

アートディレクターの佐野さんが書いたビジネス書です。

ムダを省いて仕事の能率を上げる方法などを

著者のこれまでの実際の仕事を例に挙げながら、

とても分かりやすく解説されています。

アートディレクターという職業柄、

具体例はすべてデザインの現場の話です。

なんでも屋の私は、広報関連もやっています。

イラストレーターをなんとか使いながら、

広告物も自分で作れるものは自分で作っていますので、

そういう意味では、広報のアイデアや発想の仕方について

すごく参考になりました。

本当はそういう本ではないんですけど(汗)

仕事術として個人的に参考になったのは、

「フライング」することと、「寝かす」こと。

佐野さんは、コンペの時に「フライング」するんだそうです。

普通はコンペの説明会があって、それから着手するのですが、

説明会の前に、ある程度の事前情報だけで、

仕事に取り掛かってしまうという、「フライング」をするそうです。

そうすることで、

説明会の時にはすでに原案が出来上がっているので、

説明を聞きながら初めてイメージしていく人と比べ、

具体的な質問ができたり、最初から大きく差が出るようです。

当社の会議においても、

すでに考え込まれた提案や意見を持って出席する人と

漠然と出席する人では雲泥の差です。

また、「寝かす」というのは、

出来上がった作品に対して、一度作業を止めて、

時間を置いてみるということだそうです。

私も経験ありますが、

徹夜で黙々と作った作品や

何かトラブルが発生した時に速攻で作ったルール、

閃きで作った事業計画案など、

気分が熱くなった時に作ったものは、

後になって、

「なんでこんなもの作ったんだろう」と思ってしまうことも

少なくないです。

スピードは重要なんですが、

出来上がったものをすぐ実行しようとしないで、

あえて自分の中で少し寝かすことも必要だと思いました。

佐野さんは、この「寝かす」時間も最初から想定していて、

締め切りのだいぶ前に一度作品を仕上げるようです。

最後に・・・

どんな職業の人にもマッチする本ですが、

やっぱり、広告やデザインをやっている人にオススメです。

広くインプットして、狭く太くシンプルに分かりやすくアウトプットする。

アイデアが凝縮されて作品が完成し、

それがまた育っていくプロセスを見ることができます。

とても「濃厚」です。

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