レバレッジ・マネジメント

  • 2010.07.02
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「レバレッジ・マネジメント」

著者:本田 直之

評価★★★★★(満点)

「少ない労力で大きな成果をあげる経営戦力」をテーマにして書かれた本で、

主にまだ発展途上の小さな会社向けの本だと思います。

コンテンツは、

①経営者のレバレッジ

②戦略のレバレッジ

③営業のレバレッジ

④ブランドのレバレッジ

⑤仕組み化のレバレッジ

⑥組織のレバレッジ

と、大きくはこの6つのポイントについて書かれています。

今、ちょうど営業における仕組み、

自社のブランディングなどに興味を持っていたので、

とても参考になりました。

「マネジメント」という幅の広い枠で書かれていることもあり、

内容はとても多岐に渡っています。

しかし、逆に「もう少詳しく掘り下げて欲しい」という部分が多く、

具体例も少ないです。

そこに物足りなさを感じて、★を一つ下げようと思っていたのですが、

実は、読んだだけでは、この本の良さは分からないことに気が付きました。

私は本を読んだら、

とりあえずマネできる部分を自社に取り入れようと試みます。

そこで、この本の巻末に設けられているチェックシートをコピーして、

実際に取り組んでみようと考えました。

チェックシートは単純に、「もくじ」を表にしたものでした。

もちろん、実践しようと思えば、チェックシートを見ながら

「これ、どんな内容だったっけ?」と

もう一回、本編に戻って、何度も読み直すことになります。

そして、思ったのです。

この本、よくできています。

一見、読んだだけでは、具体例が少ないので、

実践的な本には見えないんですけど、そうではありませんでした。

とても実践的に当社の問題点や改善点が具体的に見えてきます。

実践してみようと思った時に初めてこの本の良さが分かります。

ちなみに中身としては、

20:60:20の法則の部分などがおもしろかったです。

聞いたことある法則ですけど、使い方がおもしろいんです。

最初の20%の社員は業績の良し悪しに関わらず、

常に意欲的に仕事をする人たち、

最後の20%は、業績の良し悪しに関わらず、

常に不平不満を言う人たち、

中間の60%は、業績の良し悪しなどによって、

どちらかに引っ張られる人たちなんだそうです。

経営者やリーダーとしては、

最後の20%をなんとかしようと試みます。

飲みに行ったり、ヒアリングの機会を増やして、

彼らの不平不満の元となる部分を見つけ出して、

そこを改善しようとします。著者もそうしていたそうです。

しかし、どうしてもうまく行かないので、

逆に最初の20%の人たちのモチベーションをもっともっと上げることに

注力してみたそうです。

そうすると、そちらのほうに中間の60%も引っ張られて、

会社全体がグッと良くなったそうです。

やっぱり「負」の部分をどうにかしようとしてもダメなんですね。

ドラッカー教授の「強みを生かす」に似ていると思いました。

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