長崎のＡＢＣ不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「社員をバーベキューに行かせよう！」
著者：蓬台浩明
評価★★★☆☆
楽しそうですね！！！
タイトルに惹かれて購入しました。
Amazonのレビューでは、かなり高い評価の本ですので、
私の★3つはなんだか怒られそうな点数です。
でも、タイトルから想像する内容とは少し違っていて、
期待が高かっただけに少々残念に思う内容だったからです。
著者の蓬台社長が経営する会社・都田建設で行われている、
週一回のバーベキューのことがメインといえば
メインの本なんですけど、
ページの大半はそうではありません。
経営理念に関することがほとんどです。
もちろん、それはバーベキューのことに繋がっているのですが、
もっとバーベキューのことを書いて欲しかったと思います。
意外にその部分は割とサッと流れてしまっています。
蓬台社長が影響を受けたという、
あの「パタゴニア」の創業者、イヴォン・シュイナード氏が書いた本、
「社員をサーフィンに行かせよう」の場合（まだ読んではいませんが）、
いい波がきたら、
いつでもサーフィンにでかけていいというルールらしいのですが、
都田建設のバーベキューのルールは、
場所は会社の庭、全員参加で、
時間はお昼休みの休憩1時間以内と決まっているそうです。
なんとなく、前者のサーフィンのようなイメージを持っていて、
それはどうやってやっているのか、
その結果どうなるのか、
そんなことを期待して読もうと思ったものですから、
ちょっと違っていたというわけなんです。
しかし、それでも週に一度バーベキューをするなんて、
本当にすごい会社だと思いました。
現実的に考えれば、
仕事が忙しいからと欠席者が出たりしないんだろうかと思います。
都田建設でも、
最初はたぶんそういう反発を受けていたのではないでしょうか。
「忙しいのに」と。
全員出席であれば、
ある社員は、午前中も午後も外出予定だったとして、
必ず12時には一度帰社しなければなりません。
本人にとっては、それがロスに感じることもあると思います。
それが理由なのかは分かりませんが、
バーベキューの日は思い切って、
半日ミーティングデーになっているようです。
半日同じメンバーで会議を行うのでなく、
部門の会議、部門間の会議など、
メンバーを替えて、
ミーティングの時間割もきっちり行われているようです。
都田建設の会社規模は30数人ですので、
当社にとっては、すごく参考になります。
都田建設のホームページや社員ブログを見ていると、
そこで働く人が生き生きとしていて、活気が見て取れます。
実際にバーベキューの様子など写真を見ることもできます。
私は本を読んだ後にホームページを見ましたが、
逆にこのホームページを見た後に、
都田建設という会社を知ってから、
この本を読んだら、もっと良かったかもしれません。
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