心の野球

  • 2010.09.10
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「心の野球 超効率的努力のススメ 」

著者:桑田 真澄

評価★★★★★(満点)

タイトルに惹かれて購入しました。

スポーツ選手や芸能人が書いた本を読んだのは、

これが初めてです。

読むとしたら、星野監督や野村監督、

サッカーの岡田監督関連の本かなぁと思っていたのですが。

私も高校時代は野球をやっていまして、

桑田さんは私の2つ上ですので、

私が1年生の時に桑田さんは3年生。

当時、甲子園のスタープレイヤーであったのは、

今もハッキリ覚えています。雲の上の存在でしたけど(笑)

さて、内容はといいますと、

野球だけでなく、いや、スポーツだけでなく、

ビジネスにも通じるところがあり、とてもおもしろかったです。

私は桑田ファンでしたので、

★5つは少しひいき目な部分もあるかもしれませんが、

野球に関わりのない方にもぜひ読んでいただきたい、

オススメの本です。

野球を知っていても知らなくても、

あまり関係なく、楽しく読める本だと思います。

背番号18にちなんで、序章と終章を除いて、

全18章からなる構成で、

各章のトビラには、テーマと連動したメッセージが書かれています。

私が一番印象に残ったのは、

15章「プロセス」の章のトビラに書かれていたこと。

『プロ野球は弱肉強食の世界だからこそ、

勝利至上主義ではいけない。

ビジネスの世界だからこそ、

金銭至上主義ではいけない。

勝ったとしても、きちんとした

プロセスを経てなければ価値がない。

たとえ負けたとしても、大事なのは

そこからどうやって起き上がるかだ。』

会社のチームも、勝利至上主義、金銭至上主義になりがちなのですが、

私もこれはよくないと思っています。

最近では、良い結果や悪い結果、

何をどうやったら、その結果になったのか、

その経緯が一番大事だと思っています。

プロの世界だから、結果がすべて。

それは会社も同じ。結果を出さなくては存続できません。

それが分かっているからこそ、

次に勝つために、そのプロセスはもっと大事なのだと思います。

また、本の中で、何度も「バランス」という言葉が出てきますが、

私は最近特に、仕事とプライベートとのバランスは、

非常に大事なのだと思うようになりました。

つい数年前までは、

脳ミソまで筋肉でできていると思われているのではいかというくらい、

根性主義でしたが、今では少しずつ、

仕事に集中するためには、プライベートの充実が大事なのだと、

そんなバランスも考えるようになってきたと思います。

ちなみに本書のタイトルにもなっている「超効率的努力のススメ」という、

野球に関する、

無駄だと思える非科学的な練習方法や

必要のない習慣のことが書かれていますが、

この部分は野球をやったことがない方には、

もしかしたら分かりにくいところがあるかもしれません。

例えば、私の時代には、

バテるから水は絶対に飲んではいけないとか、

「オイ、オーイ!」と常に意味のない声を出し続けないといけないとか、

体力作りにはなるかもしれませんが、

決してうまくなることのない連続ノックなど、

そんなガムシャラにやる練習が普通でした。

この本を読んで、それとまったく同じことが書いてあったので、

ああ、PLのような名門でもそんなことやってたのかと思いました。

それらを知らない人が読むと、もしかしたら、

あたかもガムシャラな練習やひたむきな努力などを

否定されているみたいに感じるかもしれません。

でも、そうではありません。

努力をしないと結果は出せません。

だから、もっと効率的で、

根底に科学的な根拠のある練習に対して

そこに努力をしようという意味だと思います。

昔の野球部って、

いらない伝統や儀式めいたものが本当に多いんです(笑)

でも、それが楽しくもあったりしたのですけどね。

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