ウェイマネジメント

  • 2010.10.12
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

ウェイマネジメント

著者:グロービス、湊 岳

評価★★★★☆

グロービスといえば、

MBA取得の学校、グロービスマネジメントスクールで有名ですが、

グロービスブランドの本であるということと、

「ウェイ」にも興味があったのとで購入しました。

本によると、ウェイとは、

「仕事をする上での考え方や判断、行動の基本」とありました。

経営理念とは、

「企業が拠って立つ信念や哲学、経営姿勢を表現したもの」

行動指針とは、

「従業員にこういった行動をとってほしいと考える基本的な方向性」

ビジョンとは、

「企業がめざす具体的な目標、像」

ミッションとは、

「企業が責任を持って成し遂げたいと考える任務、使命」

と書いてありました。

理念とか、ビジョンとか、

ぶっちゃけ、種類が多すぎて分かりにくいなぁと思っていたのですが、

それがスッキリ整理されていて分かりやすかったです。

ウェイとは、

この中で、行動指針に近いものという位置づけになるらしいです。

ブレない経営をするために「自社らしさ」「自社の価値」を追及し、

それを具体的に実践するための指針、

それがウェイなのだそうです。

しかし、それが分かったところで、

いざ作るとなると、どう作っていいのか、ちょっと難しいですね。

本書では、まずそれを誰が作るべきか、

何を目的に、どう作って、どう浸透させていくか、

それらをストーリー仕立てで解説しています。

作る経緯において、

①過去からの「継承」(続けること)

②過去との「決別」(やめること)

③未来へ向けてのあるべき姿(始めること)

をじっくり考えながら、ストーリーに出てくる登場人物たちの理解が

だんだん深まっていく感じが伝わってきます。

また、作った後は、

認知→理解→行動を繰り返しながら、定着、浸透させていくのだそうです。

そういえば、

少し前に当社の経営企画室による報連相講習会で、

講師役のカワチさんが言ってましたが、

「私は経営理念を知っています」

これは、「認知」。

「私は経営理念に照らし合わせて、やるかやらないかを判断しました」

これが、「理解」だと言ってたっけ。

カワチさん、やるなぁ。

あれは、グロービスばりの講習だったのか。

当社も今、

変革時期における将来に向けた取捨選択を

決意表明しなければならない時期に来ていると思います。

あ、このフレーズも本書の受け売りです。

かっこよく言ってみました(笑)

でも、本当にそう思っています。

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