長崎のABC不動産のホンダです。
4月1日に入社式を終えたあと、
新入社員にはここ1ヵ月間研修を受けてもらいました。
そして、昨日はその成果の発表日でした。
メニューは、
数日前にすでに実施していた、
社会人マナーや不動産の基礎知識に関する
ペーパーテストの答案用紙の返却、
宿題となっていた、
間取図作成&物件資料の作成、
物件の写真撮影テスト(事前に撮影してきた写真をプリントして提出)、
リノベーションに関する新商品の企画提案、
電話応対のロールプレイングテスト、
接客のロールプレイングテスト、
営業トークの暗記テストなどです。
さて、この日の最初の課題は、
リノベーション企画書のプレゼンテーションです。
単に企画書だけ書いてきた人、
写真やパースなどの添付資料も用意してきた人、
中には、企画のアピールポイントの部分に
色とりどりのアクセントを付けてきた人などもいました。
実際の現場での接客や営業には、
資料への工夫はもちろん、
プレゼンのときの声のトーンや大きさも重要なポイントになります。
本来の企画会議のときには、
内容をよく吟味して決める必要がありますが、
今回は民主主義的に投票によって優劣を決定しました。
そして、最終的に1番票を集めたのは、
長崎駅前店のヤマグチさんの企画、
「和ぶろ」でした。
お風呂好きな人をターゲットに、
家に居ながら旅館のような雰囲気を味わうことができるように、
檜風呂や岩風呂を再現するという内容でした。
ネーミングセンスはともかく(笑)、
ある一つの部分に特化したテーマは
特長が伝わりやすく、
費用についてもそこに集中投下できるため、
現実的にイメージしやすいところに勝因があったと思います。
他にも、ガーデニング、シアタールーム、トレーニングルーム、
ガレージハウス、アンティークルーム、
ヨーロピアンリゾート、ダンススタジオ、
船室をイメージした子ども部屋、書斎のある部屋などなど、
多種多様なアイデアが飛び交いました。
中には、小さな子どもが自由に遊べるコミュニティハウス、
車イス対応の部屋や盲導犬と暮らせる部屋など、
社会的な貢献ができそうなアイデアもありました。
素晴らしい企画ばかりで、
実際にやってみたいものもたくさんありました。
もし、実現したら、またこのブログで紹介したいと思います。
そして、午後からは社長も見守る中での、
各種ロールプレイングテストです。
もっとこうしたほうがいい、
こう言ったほうがいい、
社長からそんな指導もありました。
社長の指導はいつも具体的です。
我々がやると、
得てして「そこはうまく言って」とか、
手抜きがちになることもしばしば。
手抜きというよりは、
我々のボキャブラリーの問題かもしれません。
社長がやると、
「そこは〇〇と言って」と必ず具体的です。
そして、そのセリフが彼らのスタンダードとなり、
経験とともにオリジナルを増やしていくのです。
さて、私も意見しましたが、
ふと考えれば、私が彼らの年齢の頃に、
果たしてここまでやれたでしょうか(汗)
去年も同じことを思いましたが、
やはり彼らは優秀なのでしょう。
ちなみに営業トークの暗記テストは、
ワードでギッシリ3ページ分の文章を丸暗記するのですが、
これも皆、完璧でした。
もちろん、単に優秀なだけでなく、
そこに大きな努力があったはずです。
人材育成で大事なことは、
まず、こちら側が成長の上限を決めつけないことだと思います。
こちらが勝手に、
彼らには3ページの暗記は無理だと決めつけてしまったら、
きっと1ページも覚えてもらえなかったでしょう。
そして、彼らは、
この研修の時間にじっと耐えさえすれば、
覚えなくても(努力しなくても)済むのだと学習してしまいます。
私は、「やらなくても済んでしまう」ような仕事への取り組みは、
絶対にして欲しくないし、
こちらもさせてはならないと思っています。
まず第一に、
我々は時間給で働いているのではなく、
(じっと就業時間を会社で過ごせばお金をもらえるのではなく)
結果に対してお客様から報酬をいただいているのだという、
そういう意識が社会人としてのはじめの一歩だと思います。
5月からの現場での実践業務は、
そんな意識で取り組んでもらいたいです。
研修をメイキングしたカワチさん、
講師役をやった店長や先輩のみんな、
そして、新人社員のみんな、
とりあえず、1ヵ月間お疲れ様でした。
しかし、「プロ」への道のりはまだまだ長いです。
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