長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「一歩を越える勇気」
著者:栗城 史多
評価★★★★★(満点)
山を愛する人間としては、一度読んでおかねばと思い、
遅ればせながら購入。
海外初登頂がアメリカ大陸の最高峰マッキンリーというのに驚きました。
しかも単独です。すごいなぁ。
そのマッキンリー登頂日記、
本の最後には、エベレストの登頂日記が掲載されていて、
それは、とても臨場感があって、引き込まれます。
特にエベレストの話の最後のほうは、すごく感動します。
本書は登山をテーマにした本ですが、
それがすべてではありません。
夢に向かって、一歩を踏み出す、
そして、それを越えることの素晴らしさ、
それがメインテーマです。
専門的には栗城氏のエベレスト挑戦は、
「単独」ではないという見方もあるようですが、
素人の私には、そういうのはあまり関係ないです。
栗城氏は、マッキンリー登頂に成功したとき、
「不可能」は、
自分の心が勝手につくっているだけだということを知ったそうです。
もし、そこに壁があったら、それは自分自身であるということ。
絶対できると思ってやれば、
誰でもなんでもやれるものかもしれません。
確実なのは、最初から無理だと思っていたら、
始めることさえ難しいということです。
ある人が言っていたそうですが、
成功の反対は失敗ではなく、
何もしないことなんだそうです。
良いこというなぁ。本当にその通りです。
また、夢を叶えるには、
一日に十回、誰かに自分の夢や目標を語ってみること。
口にすることによって、夢の実現は向こうからやってくるのだとか。
けっして夢とか大きなものではありませんが、
2年半前にオープンした当社の長崎駅前店の出店には、
これに似た経緯があります。
長崎駅前は、以前から私がずっと欲しかったエリアです。
しかし、駅前にはこれといった空テナントがありませんでした。
道路側から見ると、ものすごく目立つ場所に、
auショップがありました。
私はずっと前から、ここが欲しかったのです。
そして、ある日、広報のカワチさんから、
「あそこのauショップ、移転したみたいですよ」との情報が。
カワチさんには、あそこが欲しいと以前から話していたのです。
私はこの話に飛びつき、その日のうちに社長に出店の提案をしました。
このとき、自分が叶えたい夢や希望は、
より多くの人に伝えておくべきだと痛感しました。
そして、それは特に前向きな人たちに話すことが有効です。
本書でも、栗城氏は、
もし「無理だよね」と言い合ってる人たちがいたら、
そこから離れたほうがいいと言っていました。
そうですよね、私もそう思います。
もうひとつ、特に共感した部分があります。
それは、山に登るということは、
帰るべきところのありがたさを認識すること。
当然ながら、栗城氏の登山は、
私の登山とは次元が違っていますが、
それでも何となく言ってる意味が分かります。
山の不便さは、日常の便利さを再認識させてくれます。
また、山では何にも頼らず自力で行って帰って来なければなりません。
足が痛くても座り込んでいただけでは家には帰れませんし、
誰かが代わってくれるわけでもありません。
もちろん、呼んでもタクシーは来ません。
山では、お金もパソコンも何の役にも立ちません。
私も日々の生活のありがたさが少しだけ分かるようになりました。
家では、蛇口をひねれば水が出てきますし、
トイレも使い放題です。
食べ物はお金を出せば、いくらでも手に入ります。
暑さ寒さもエアコンで自由自在。
普通の生活って、実はすごく贅沢なんですね。
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