ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義

  • 2011.06.07
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「ビジネスに役立つ『商売の日本史』講義」

著者:藤野 英人

評価★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ-ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義

歴史は好きなほうなので、購入。

遣唐使の時代から、平氏、源氏、信長、徳川幕府、

明治、昭和初期に至る時代まで、

時の権力者が行った政策やその時代に生きた人物などについて、

経済の観点から紹介されています。

学校でこんな授業をやってくれる先生がいたら、

おもしろいだろうなぁと思います。

歴史の勉強にもなりますし、経済の勉強にもなります。

著者はファンドマネジャーなので、

投資に興味がある方にも参考になる本だと思います。

本書は歴史からビジネスを学ぶ本なので、

そういう意味では、メインではありませんが、

この本の後半に述べられている部分が

私にとってショックな内容でした。

最近の上場減少の理由の一つに、志の低迷もあり、

「よし、やってやろう」という意欲を持つ企業家が

年々減っているように思えるのだそうです。

つまり、「成長の意思がない」ということ。

バンダイが2010年に発表した調査では、

「子どもに将来なってほしい職業は何か」という問いに対して、

男の子の親は、1位 公務員、2位 プロ野球選手、3位 医師、

女の子の親は、1位 看護師、2位 保育士、3位 パティシエ、

上位10位以内には、「社長」や「ビジネスマン」はないらしいです。

つまり、子どもにビジネスを通じて成り上がってほしい、

社会を変えてほしいという意欲が親に欠けているということ。

ハングリーさがなくなり、

それによって前向きの感情も弱まっているそうです。

「企業家は金儲けを求めるのでなりたくない」

とは、著者が講義を行っている大学の学生の言葉です。

「金儲けは悪い」「会社が良くない存在」だと

学生は思い込んでいるそうです。

会社とは、ストレスに耐え、時間を費やし、

それをお金に換える場所だと思っている。

そうであるとすれば、自らの働くという行為を大切にしないので、

結果として、自分の人生をないがしろにする。

働くことについて真剣な考察と喜びがないということ。

そう書いてありました。

最近はそうなんですね。

ちょっとショックです。

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