長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「道をひらく」
著者:松下 幸之助
評価★★★★★(満点)
言わずと知れた、
パナソニックの創業者、松下幸之助さんが書いた、
ビジネスエッセイ集です。
昭和43年に発刊され、
400万部を超えるベストセラーです。
遅ればせながら、初めて読みました。
本一冊全部ためになる内容でしたが、
特に私が気になった部分を5つだけ挙げてみます。
「きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、
十年一日の如き形式に抱堕したとき、その人の進歩はとまる」
「何ごとをするにも、けじめがいちばん大切で、けじめのない暮らしはだらしがない。
暮らしがだらしなければ働けない。よい知恵も生まれないし、ものも失う」
「何としても二階に上がりたい。どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかす。階段をつくりあげる。
上がっても上がらなくても・・・そう考えている人の頭からは、ハシゴは出てこない」
「人間はえらいものである(中略)
しかしそのえらい人間も、生まれおちたままに放っておいて、
人間としての何の導きも与えなかったならば、
やっぱり野獣に等しい暮らししかできないかもしれない」
「ただ事なかれの日々をすごして、生命をかけて打ちこむほどの思いも体験もなく、
従って何を見ても聞いても身につまされず。
何もかもが他人事で、何もかもわれ関せず焉。
それも一つの生き方ではあろうけれど、
見方によってはまことのに味わいうすき人生ともいえるであろう」
中でも、けじめが大事であること、
人間としての導きがなければ野獣に等しいということ、
この2点については、
最も重要なことだと感じました。
数年前、私は正月でもないのに、社長に連れられて、
佐賀の裕徳稲荷神社にお参りに行ったことがあります。
「社長、神様なんて信じてるんですか?」
「いや、そういうわけではないけど、なんとなく、けじめがつくのさ。
昨日までの過去と縁を切って、新しいスタートを切るためにね」
そこで、そういう会話をした覚えがあります。
ふと、今、それを思い出しました。
そういえば、私は毎日の始まりと終わりに、
何かけじめをつけることをやってないです。
仕事でいうと、朝礼や終礼がないと、
ダラダラ仕事が始まって、ダラダラ終わってしまいますが、
家で何かやってるかといえば、特に何もやっていません。
今日から何かやろうと思います。
また、新入社員あるいは新任社員に対する教育は、
きちんと行われなければ、
まさに「野獣に等しい」ということが分かりました。
礼儀、けじめ、
ついつい忘れがちですが、
新人に何よりも先に教えなければならないのは、
そういうものなのかもしれません。
また、それを教えるためには、
自分もできていないといけません。
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