道をひらく

  • 2011.06.19
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「道をひらく」

著者:松下 幸之助

評価★★★★★(満点)

長崎のABC不動産の部長のブログ-道をひらく

言わずと知れた、

パナソニックの創業者、松下幸之助さんが書いた、

ビジネスエッセイ集です。

昭和43年に発刊され、

400万部を超えるベストセラーです。

遅ればせながら、初めて読みました。

本一冊全部ためになる内容でしたが、

特に私が気になった部分を5つだけ挙げてみます。

「きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、

十年一日の如き形式に抱堕したとき、その人の進歩はとまる」

「何ごとをするにも、けじめがいちばん大切で、けじめのない暮らしはだらしがない。

暮らしがだらしなければ働けない。よい知恵も生まれないし、ものも失う」

「何としても二階に上がりたい。どうしても二階に上がろう。

この熱意がハシゴを思いつかす。階段をつくりあげる。

上がっても上がらなくても・・・そう考えている人の頭からは、ハシゴは出てこない」

「人間はえらいものである(中略)

しかしそのえらい人間も、生まれおちたままに放っておいて、

人間としての何の導きも与えなかったならば、

やっぱり野獣に等しい暮らししかできないかもしれない」

「ただ事なかれの日々をすごして、生命をかけて打ちこむほどの思いも体験もなく、

従って何を見ても聞いても身につまされず。

何もかもが他人事で、何もかもわれ関せず焉。

それも一つの生き方ではあろうけれど、

見方によってはまことのに味わいうすき人生ともいえるであろう」

中でも、けじめが大事であること、

人間としての導きがなければ野獣に等しいということ、

この2点については、

最も重要なことだと感じました。

数年前、私は正月でもないのに、社長に連れられて、

佐賀の裕徳稲荷神社にお参りに行ったことがあります。

「社長、神様なんて信じてるんですか?」

「いや、そういうわけではないけど、なんとなく、けじめがつくのさ。

昨日までの過去と縁を切って、新しいスタートを切るためにね」

そこで、そういう会話をした覚えがあります。

ふと、今、それを思い出しました。

そういえば、私は毎日の始まりと終わりに、

何かけじめをつけることをやってないです。

仕事でいうと、朝礼や終礼がないと、

ダラダラ仕事が始まって、ダラダラ終わってしまいますが、

家で何かやってるかといえば、特に何もやっていません。

今日から何かやろうと思います。

また、新入社員あるいは新任社員に対する教育は、

きちんと行われなければ、

まさに「野獣に等しい」ということが分かりました。

礼儀、けじめ、

ついつい忘れがちですが、

新人に何よりも先に教えなければならないのは、

そういうものなのかもしれません。

また、それを教えるためには、

自分もできていないといけません。

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