長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「実践するドラッカー[チーム編]」
編著者:佐藤 等
評価★★★★☆
[思考編][行動編]に続く、
「実践するドラッカー」の3作目です。
今年2月に発刊されていたようです。
知らなかった。
私は前の2作とも読んでいて(このブログでも紹介しました)、
それが良すぎて、期待のハードルが高すぎたのか、
少しだけインパクトの弱さを感じました。
この本単体で読むのはあまりオススメできないです。
意味(この本の良さ)があまり理解できないかも。
[思考編][行動編]を読んでから、
この本を読むほうが良いと思います。
もっとも、ドラッカーをよく知っている方なら、
この限りではありませんが。
では、本の中身を一部紹介します。
■チームとは
チームとは、異なる専門分野の知識や強み、
技能を有するメンバーたちで構成されており、
一人ひとりが異なる存在であることを認め合うことが、
すべての出発点である。
そして、相手を理解したのち、お互いに活用し合う。
自分の仕事は、他人に利用されて初めて成果に結び付くのである。
■マネジャーの役割
マネジャー役割は、メンバー一人ひとりのもてる力の単なる足し算ではなく、
それぞれの強みを活かしてチームの総和を増やすことである。
■仕事の動機づけ
仕事の動機づけは、報酬さえ上げればできるというものではなく、
仕事そのものの満足から得る必要がある。
従業員満足を測ることに意味はあるとしても、
不満と満足の入り混じった結果が出るのみで、
人間の根本に根ざす動機づけとは程遠いものに感じられる。
■教育について
人を育てるとは、単に仕事ができるようにすることではなく、
その人がキャリアを積みながら人間的に成長するようにする。
勝てる試合ばかり挑戦させたところで、
傷はつかないだろうが、真の実力はつかない。
■情報(データ)について
根本的に、いかに管理するかではなく何を測定するかが重要。
データは予定どおりの結果が出ているか、行動修正が必要か、
それを確認するためにある。
データはマネジメント上重要なものの中で最小限に抑え、
正確さよりもむしろ、本当の意味、本来の姿(事象)を捉えることが重要である。
内容をすごくコンパクトに紹介してみましたが、
ちゃんと本の趣旨が伝えられてるかどうか、
正直、自信がありません(笑)
さて、最近なんだか本を紹介するたびに、
その本の中で私に一番響いたフレーズを紹介していますが、
今回は、これです。
より大きな責任を負う覚悟のある者だけが、
最高の成長の機会を手にできる。
「チーム」とは、あまり関係ないですね。すみません。
でも、良い言葉だと思いませんか?
より大きなリスクを受け入れるほど、
リターンも大きいということです。
「ワンピース」で例えるならば、悪魔の実の能力でしょうか。
海で生きる海賊なのに泳げなくなるという
大変なリスクを抱える代わりに、
不思議な能力を身に付けられます。
ビジネスでは、例えば、何か新しい提案をすると、
それを本人が任されることになるケースが多いですよね。
仕事が増えるし、それに対して責任が伴ったり、何かと大変です。
でも、そのリスクを受け入れれば、
経験ができます。経験はその人の血肉となります。
また、成果を出せば、周囲も段々その人を認めるようになると思います。
リスクを嫌がっていたら、成長がないので、
きっと、仕事は楽しくありません。
仕事は私たちの人生の大半を占めています。
その仕事が楽しくないなんて、とても不幸ですね。
この本にも書いてあるように、
「責任」は仕事の動機づけになると思います。
責任をまとった人がどんどんモチベーションを上げていくのを
私はもう何回も見てきました。
「責任」はリスクではなく、やりがいだと私も思います。
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