長崎のＡＢＣ不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「小さくても強い会社の
変化をチャンスにするマネジメント」
著者：小宮 一慶
評価★★★★☆
タイトルの「小さくても強い会社」という部分に反応して、
手に取りました。
経営コンサルタントの小宮さんの本は初めて読みました。
帯に写真が載っていますが、
その優しそうなお顔とは一変して、
本書の中では、悪いと思う点は厳しい言葉で批判しています。
でも、私も同感なのですけど。
では、本の一部を紹介します。
和気あいあいの組織は、
組織の運営スピードを一番の弱者に合わせようとする傾向を持っている。
だから、パフォーマンスはどうしても落ちてゆく。
成功するまではどんな小さなビジネスチャンスでもそれに飛びつくが、
そこそこ成功してからは、
「これは、自社がやるべきではない」などという理由をつけて、
いろいろなチャンスを否定する。
大切なことは、
「やるかやらないか」という「０か一」で考えるのではなく、
「どこまでやるか」という深さ。
チャレンジするというと
何か新しいことをすることが求められているように感じるが、
新しいことだけでなく、
まず、既存の事業を発展させることが大いなるチャレンジである。
人は、単なる目標だけでなく、
自分がこれと信じることができる目的や存在意義を感じることができたときに、
何の抵抗もなく自分を動かし、エネルギーを出すことができる。
変化に対応できる人は「明るい」人。
勉強するということは、
自分が、「知らない、足りない」と感じるからこそ行うもので、
傲慢な人間、ひねくれた人間は勉強をしない。
現在のように環境変化が激しく、
多くの業種で供給過剰の時代に、
他社との違いを明確に出せない事業領域で勝負をしようとするのは
自殺行為にも等しい。
と、このような内容です。
率直な感想として、
私が今まで読んできた本の総集編といった感じ。
それゆえに新鮮さには欠けるものの、
まとめてスッキリおさらいができて良かったと思います。
この本のメインテーマとは違いますけど、
新聞の読み方について、
「今日の数字」や「今日の気づき」を
手帳に書き写すと良いと書いてありました。
これ、さっそく今日からやろうと思います。
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