情熱・熱意・執念の経営

  • 2011.08.27
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「情熱・熱意・執念の経営」

著者:永守 重信

評価★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ-情熱・熱意・執念の経営

ユニクロの柳井さんの本に

オススメとして紹介されていたので購入しました。

精密小型モーターの分野で世界一のシェアを誇る、

日本電産の社長、永守さんが書いた本です。

永守さんは、ハードワークの代名詞のような方で、

元旦の午前中を除いて、

朝7時から夜10時まで毎日働いていらっしゃるそうです。

睡眠と食事、入浴時間以外は休みなく仕事。

すごいですね。

永守さんは、

「社員が休日返上で働く企業だから、

成長できるし、給料も上がる。

たっぷり休んで、

結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」

と述べたことがあるそうです。

そんな永守さんが書いた本書には、

日本電産の成長過程を追うように、

人事や教育、営業、リーダー、財務に至る項目について、

判断基準や方針などが書かれています。

起業の頃に、大手が見向きもしない分野に

「仕方なく」参入したことが奏功した話などは、

最近読んだ、「ストーリーとしての競争戦略」でも、

そういうことが書かれていました。

本書には、「当たり前のことを当たり前にやる」

というような言葉が何度も出てきますが、

永守さんのM&Aの経験から言って、

倒産寸前まで追い込まれている会社に共通するものは、

清掃が行き届いていない、出勤率が悪い、

社員同士であっても挨拶をしないといった、

当たり前のことができてないことなんだそうです。

究極には、経営とは、

当たり前のことを当たり前にやるしかないのですね。

いろいろ複雑なことを考えていても、

結局はそこにつきます。

最後に、本書で特に印象に残った言葉を。

人間一生の収支はプラスマイナスゼロで、

自分がした苦労や努力以上のものを手に入れることはできない。

今、がんばっておこうと思いました。

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