アメリカビル物語

  • 2011.09.18
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「アメリカビル物語」

著者:植野 正美

評価★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ-アメリカビル物語

アメリカ・シアトルのビルにおける、

ビルのオーナー会社の社員(著者)とPM(プロパティ・マネジャー)による、

ノンフィクションのサクセスストーリー。

テナントの空室や賃料の下落などによって、

含み損が100億円にも達したビルの再生物語です。

「不景気なときには、何をやっても無駄」と、

著者の前任者や現PM。

著者はその言葉に違和感を感じ、

ダメなPMとの契約を打ち切り、

自ら選んだ新PMとビルの再生に乗り出します。

このビルはシアトルでも屈指のテナントビルなので、

長崎でアパートやマンションを管理・運営している

我々とはスケールが違い過ぎますが、

基本的な考え方は勉強になります。

当社は数年前に、

賃貸物件を管理する部門の名称を

「賃貸管理部」から「PM事業部」に変えました。

これには、単なるアパート・マンションの「管理人」ではなく、

オーナー様の投資物件をマネジメントする

「マネージャー」なのだという自覚を

部門のスタッフに持ってもらいたいという願いを込めました。

しかし、まだまだ、

今現在においても、我がPM事業部は、

アパート・マンションの「管理」に追われているような印象です。

これをなんとか改善したく、

少しでも意識的な取り組みをやってほしいと思い、

本書を今PM事業部で回し読みしています。

「プロパティマネジメント入門」みたいな本より、

本書のように実務的なノンフィクション・ストーリーのほうが

スタッフの心に腹落ちしそうな気がしました。

本書では、オーナーとPM(の性格など)が合う合わないというのも、

大変重要なことであると書かれていました。

私も、ウマが合う合わないは、

これに限らず、どのような業種、シーンにおいても、

ビジネスパートナーにおいては、

とても重要なことだと思っています。

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