長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「アメリカビル物語」
著者:植野 正美
評価★★★☆☆
アメリカ・シアトルのビルにおける、
ビルのオーナー会社の社員(著者)とPM(プロパティ・マネジャー)による、
ノンフィクションのサクセスストーリー。
テナントの空室や賃料の下落などによって、
含み損が100億円にも達したビルの再生物語です。
「不景気なときには、何をやっても無駄」と、
著者の前任者や現PM。
著者はその言葉に違和感を感じ、
ダメなPMとの契約を打ち切り、
自ら選んだ新PMとビルの再生に乗り出します。
このビルはシアトルでも屈指のテナントビルなので、
長崎でアパートやマンションを管理・運営している
我々とはスケールが違い過ぎますが、
基本的な考え方は勉強になります。
当社は数年前に、
賃貸物件を管理する部門の名称を
「賃貸管理部」から「PM事業部」に変えました。
これには、単なるアパート・マンションの「管理人」ではなく、
オーナー様の投資物件をマネジメントする
「マネージャー」なのだという自覚を
部門のスタッフに持ってもらいたいという願いを込めました。
しかし、まだまだ、
今現在においても、我がPM事業部は、
アパート・マンションの「管理」に追われているような印象です。
これをなんとか改善したく、
少しでも意識的な取り組みをやってほしいと思い、
本書を今PM事業部で回し読みしています。
「プロパティマネジメント入門」みたいな本より、
本書のように実務的なノンフィクション・ストーリーのほうが
スタッフの心に腹落ちしそうな気がしました。
本書では、オーナーとPM(の性格など)が合う合わないというのも、
大変重要なことであると書かれていました。
私も、ウマが合う合わないは、
これに限らず、どのような業種、シーンにおいても、
ビジネスパートナーにおいては、
とても重要なことだと思っています。
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