長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「秋元康の仕事学」
編集:NHK「仕事学のすすめ」制作班
評価:★★★☆☆
AKB48の初公演の観客はわずか7名だったといいます。
売れないのにどうして続けられたのか、
それが知りたくて本書を購入しました。
ズバリ書いてありました。
「劇場に7、8人しかお客さんが入らないという状況でも、
なぜAKB48をやり続けようと思ったのか。
その場所に、野いちごを摘みに来ている人が
いなかったからですよ」
野いちごの部分は、
「みんなが行く野原には野いちごはない」という、
秋元さんの持論に基くものです。
普通、アイドルのファンは、
そのアイドルが行くところに追いかけていくけれど、
AKBの場合は、アイドルが劇場に固定されていて、
そこに行けばいつでも会えるという、
劇団や下積みのロックバンド的な発想でスタートしたそうです。
結果的には、ここ数年、
世の中の動きとして、CDが売れなくなって、
逆にライブが人気になってきたという、
そんな流れにうまくマッチしたことも、
ヒットの要因の一つになっているようです。
本書の内容は、全般的には、
企画の話になっています。
企画の話なので、
もちろん、他人と同じことをしないことが前提です。
以前読んだ、「働く君に贈る25の言葉」の中で、
著者の佐々木常夫さんは、
「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」と
おっしゃってました。
私もそのとおりだと思っていて、
まずはマネから入ることで、
最短距離で走ることが大事だと思っています。
しかし、さすがに秋元さんだと、
当然、マネどころか、
他人が考えそうなことは、
最初に全部捨ててから、
そこに残ったキーワードで企画を組み立てるとありました。
日頃から、いろんなものに興味を持って、
常に新しい体験を求め、
いろんな妄想をして、
それらのパーツを自分の中に溜めておいて、
何かのきっかけで、それが組み合わされて、
ヒットが生まれるといった、
そんな図式のようです。
私の知人にもそういう人がいますが、
行動力や好奇心がすごいので、
一緒に行動すると、とても疲れます(笑)
でも、ざっくりとですが、
企画の考え方がなんとなくわかって、
これからのビジネスに役に立ちそうです。
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