長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「渋沢栄一 逆境を生き抜く言葉」
著者:渋沢 栄一
解説:池田 光
評価:★★★☆☆
江戸時代から大正時代まで、
日本にとって、超変革時代に活躍した、
「日本資本主義の父」と呼ばれる、
渋沢栄一氏の名言集。
渋沢栄一氏は、
幕末の武士であり、大蔵省の官僚であり、
第一国立銀行(後の第一勧業銀行→みずほ銀行)の頭取であり、
東京証券取引所、東京ガス、東京海上火災保険、王子製紙などなど、
多種多様の企業の設立に関わる大実業家でもあります。
ちなみに、三菱の岩崎弥太郎氏とは、
ソリが合わなかったという話は有名です。
さて、ここで、私が心に留めておこうと思った名言を紹介します。
順境とか逆境とかいうものが、
この世の中に存在しておるのではなく、
むしろ人の賢不肖、才不能によって、
ことさらに順逆の二境がつくり出される。
自分の境遇は、運とか、外部環境の影響というものではなく、
心がけ次第で左右できる、人為の結果である。
何事でも倦まず惰らず勉めてやまずんば、
必ず事を成就するに至るものであるが、
多くの人は途中の障碍(障害)に挫折してしまう。
こんな決心の鈍い事では何事も成し遂げられるものではない。
事を成就するまで粘り強くやり続ければ、必ず成就する。
成就しないのは、途中で挫折してしまうからだ。
総じて、理想実現や幸福は、
自分で掴みにいくものだと思いました。
そして、継続は力なりです。
渋沢栄一氏が基準とするのは、論語なんだそうです。
私、10年前くらいに論語を一度読んだことありますが、
若気の至りであまり理解できませんでした。
でも、それは今も同じで、
私には、柳井正さんや永守重信さん、
一倉定さんらの本や言葉のほうが、
どうもしっくりきます。
早く、論語が理解できる大人になりたいな。
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