長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「数字力の教科書」
著者:久保 憂希也
評価:★★★★★(満点)
書店で見つけて、
なんとなく購入した本ですが、
当たりでした!
200ページの薄い本で、
文字数も少ないので、
あっという間に読み終えてしまいますが、
長い言葉で説明されたものよりも、
その簡潔さによって、記憶に残りやすいです。
本の趣旨は、タイトルのとおり、
物事を論理的に数字に置き換えて考えましょうというものです。
たとえば、長い長い終わらない会議。
これは、皆が定性的な発言ばかりしているから。
定性的な発言とは、質的な側面に着目して分析すること。
簡単にいうと、感覚でものを言ってるということです。
これに対して、物事の量的な側面に着目し、
数字を使って分析することを「定量的に分析する」というそうです。
数字を使っているので、
勘で「~だと思う」という発言よりも説得力がありますし、
そもそも、目的、目標を設定したとしても、
それを数値化していないと、そこにどれだけ近づいているか、
成果は数字でないと分かりません。
たとえば、本書では例として、
セブンイレブンの冷やし中華のリニューアルを取り上げていました。
セブンイレブンでは、
麺の硬さと弾力を数値化して、
モデル店の麺、自社の前回の麺と比較して、
目標に近づいているか検証したそうです。
「もう少しつるりとした食感で・・・」
「シコシコ感が・・・」
と言っていたら、このあと、大ヒットとなった、
セブンイレブンの冷やし中華は
生まれなかったかもしれない。
そう書いてありました。
このように、数値化しにくいことも、
多少強引にでも、
数字で取り組むことが重要なことが分かりました。
さて、問題解決にあたって、
複数ある問題点の中で、
一番成果の出せる部分にフォーカスするために、
まず、「あたり」をつけることが必要です。
細かい部分ではなく、
ここを改善すれば、100%ではなくても、
8割は改善できるという重要な部分はどこか、
そこに「見当をつける」という意味です。
その、「見当をつける」には、
法則を知っておくと便利だということで、
本書では、いろいろな法則が紹介されています。
有名なものばかりなので、
知ってる方も多いと思いますが、
たとえば、
・メラビアンの法則
・パレートの法則
・ランチェスターの法則
・ハインリッヒの法則
・1:5の法則&5:25の法則
などなど。
表紙にも書いてありますが、
数字が苦手な文系の方でも、
楽しくスラスラ読めると思います。
先日、映画「マネーボール」を観ました。
こちらも野球を数値化して、
誰がどのような働きをすれば勝てるのか、
それに取り組むGMの物語でした。
ちょうど、本書とリンクして学ぶことができました(笑)
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