長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「小倉昌男 経営学」
著者:小倉 昌男
評価:★★★★★(満点)
ヤマト運輸の元社長・小倉昌男さんが書いた本です。
小倉さんは、あの「宅急便」を創ったスゴイ人です。
その昔、短距離に特化して成功を収めていた創業期のヤマト運輸。
その成功が災いして、長距離輸送に大幅に乗り遅れ、
社の業績が縮小する中、
社運を賭けた起死回生の新業態「宅急便」に挑んだ、
小倉社長の経営哲学が綴られています。
今では考えられませんが、
当時、個人を対象とした運送業態は、
「コスト割れして儲からない」というのが通説だったそうです。
そして、そんな儲からないことは、
国がやるのが普通でした。
そんなわけで、個人が荷物を送ろうと思ったら、
当時はまだ民営化していない郵便局しかやっていなかったのです。
民間の運送業者はというと、
主に企業間の商業輸送をやっているのが普通という状況です。
今でも個人向けの配送を行っている会社は、
ほんの数社しかないですよね。
でも、当時は一社もやってなくて、
そんな業態は「無」の状態。
「無」から創り出す知恵と勇気とパワーは、
本当にスゴイと思いました。
成功への仮説を立てて実践していくわけですが、
そのロジックが素晴らしい。
仕事とは、こうやって考えるものなのかと、
本当に勉強になりました。
現実の自分の仕事とリンクさせながら読んだので、
次々に思い浮かぶアイデアをメモして、
またそれについて考えて・・・、
ということを繰り返していたので、
読み終えるまでに結構時間がかかりました。
本当に良い本というのは、
読んだその場で考えさせてくれる、
本書のようなものなのかもしれないですね。
物の考え方が書いてある学術的な本よりも、
偉大な人の成功プロセスをなぞっていったほうが、
私には分かりやすいし、受け入れやすいです。
いや~、ホントにすごい本でした。
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