長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「ビジョナリーカンパニー」
著者:ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス
満足度:★★★★☆
1995年に発売以来、
全世界で350万部以上売れているベストセラーです。
つい一昨年、2010年にもこのシリーズの3作目、
「ビジョナリーカンパニー3」が発売され、
この初回作も再燃しました。
ビジネス書は10万部も売れたなら、
もう大ヒット御礼! という感じだと思います。
それを単体で350万部はすごく売れてる本と言えます。
「ビジョナリーカンパニー」とは、
ただの大企業ではなく、「先進的な企業」という意味です。
たとえば、流行やカリスマ的な指導者による、
一時的なスマッシュヒットを飛ばす企業ではなく、
たとえ時代が変わろうとも、経営者が変わろうとも、
継続的に何年も続く偉大な会社ということです。
元々、アメリカの本なので、
例に挙げられている会社もアメリカの企業が多いです。
IBM、GE、ディズニー、ウォルマートなどなど。
日本の企業では、ソニーが挙げられていました。
そういった企業の社風や成功例、失敗例を挙げながら、
ビジョナリーカンパニーとはどういう会社で、
それを参考にして、我々はどう考えてビジネスをやればいいのか、
そういう内容の本です。
本書の一番のポイントとなるのは、会社の基本理念です。
しかし、その基本理念の内容が重要なのではなく、
基本理念がどれだけ社内に浸透しているか、
それが重要だと書いてありました。
ビジョナリーカンパニーでは、
この基本理念が社内でカルト的に信じられているそうです。
まずは、そうなるように創業者が理念を植えこみ、
そして、歴代の後継者もそれを引き継いだ。
途中で優秀だという理由で社外から経営者を招いて、
違う理念を持ち込んだ会社はビジョナリーカンパニーではなくなる。
究極の作品は、その会社が創り出した画期的な商品やサービスなどではなく、
「会社そのもの」なのだそうです。
この本を読んだおかげで、
基本に立ち返って考えるきっかけになりました。
本書にはこう書いてあります。
「ビジョナリーカンパニーも元は小さな会社だった」
つまり、大きな会社の話をしているのではなく、
あくまでビジョナリーカンパニーがまだ小さな会社の頃の話がメインなので、
我々にもすごく参考になります。
会社単位でなくても、部門ごとでも考えられます。
当社の各部門長にもぜひ読んでもらいたいです。
本を読もうと思っているけど、
どの本を読んでいいか分からないという方には、
私は単純に「売れている本」をオススメします。
特に過去に大ヒットした本は、当たりの確率が非常に高いです。
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