ビジョナリーカンパニー

  • 2012.02.05
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「ビジョナリーカンパニー」

著者:ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス

満足度:★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

1995年に発売以来、

全世界で350万部以上売れているベストセラーです。

つい一昨年、2010年にもこのシリーズの3作目、

「ビジョナリーカンパニー3」が発売され、

この初回作も再燃しました。

ビジネス書は10万部も売れたなら、

もう大ヒット御礼! という感じだと思います。

それを単体で350万部はすごく売れてる本と言えます。

「ビジョナリーカンパニー」とは、

ただの大企業ではなく、「先進的な企業」という意味です。

たとえば、流行やカリスマ的な指導者による、

一時的なスマッシュヒットを飛ばす企業ではなく、

たとえ時代が変わろうとも、経営者が変わろうとも、

継続的に何年も続く偉大な会社ということです。

元々、アメリカの本なので、

例に挙げられている会社もアメリカの企業が多いです。

IBM、GE、ディズニー、ウォルマートなどなど。

日本の企業では、ソニーが挙げられていました。

そういった企業の社風や成功例、失敗例を挙げながら、

ビジョナリーカンパニーとはどういう会社で、

それを参考にして、我々はどう考えてビジネスをやればいいのか、

そういう内容の本です。

本書の一番のポイントとなるのは、会社の基本理念です。

しかし、その基本理念の内容が重要なのではなく、

基本理念がどれだけ社内に浸透しているか、

それが重要だと書いてありました。

ビジョナリーカンパニーでは、

この基本理念が社内でカルト的に信じられているそうです。

まずは、そうなるように創業者が理念を植えこみ、

そして、歴代の後継者もそれを引き継いだ。

途中で優秀だという理由で社外から経営者を招いて、

違う理念を持ち込んだ会社はビジョナリーカンパニーではなくなる。

究極の作品は、その会社が創り出した画期的な商品やサービスなどではなく、

「会社そのもの」なのだそうです。

この本を読んだおかげで、

基本に立ち返って考えるきっかけになりました。

本書にはこう書いてあります。

「ビジョナリーカンパニーも元は小さな会社だった」

つまり、大きな会社の話をしているのではなく、

あくまでビジョナリーカンパニーがまだ小さな会社の頃の話がメインなので、

我々にもすごく参考になります。

会社単位でなくても、部門ごとでも考えられます。

当社の各部門長にもぜひ読んでもらいたいです。

本を読もうと思っているけど、

どの本を読んでいいか分からないという方には、

私は単純に「売れている本」をオススメします。

特に過去に大ヒットした本は、当たりの確率が非常に高いです。

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