スターバックス再生物語

  • 2012.03.14
NO IMAGE

長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「スターバックス再生物語 つながりを育む経営」

著者:ハワード・シュルツ

満足度:★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

以前から読みたかった本だったので、読めて良かったです。

不況の影響で数年前に存亡の危機にさらされたスターバックスの復活劇です。

著者のハワード・シュルツさんは、スタバの創業者です。

不況とともに業績が落ちて行くまでは、

会長職に退いていたシュルツさんがCEOに復活し、

大企業病と化していたスターバックスに再び魂を吹き込む物語。

本文中に「わたしたちは人と人との絆をつくる企業である」と書いてあるとおり、

スタバは、単においしいコーヒーを提供するだけでなく、

カフェの雰囲気やバリスタとの会話を楽しむ、

劇場的な空間を創り出しています。

スタバが職場と自宅の間の第3の場所、

「サード・プレイス」を意識して作られていることは

とても有名です。

私もこの感覚が大好きで、すごく理解できます。

映画館に映画を観に行くのは、

単に作品を観に行ってるのではなく、

劇場そのものの雰囲気を楽しむためです。

私はそのためにレンタルDVDより高いお金を支払っています。

コーヒーもカフェ以外の場所ではほとんど飲みません。

こちらも同様に、コーヒーにお金を払っているのではなく、

カフェの雰囲気を楽しむために支払っています。

しかし、とはいっても、やはりコーヒーの味も大事で、

個人的にはこの味が他のカフェとの差別化になっています。

スタバはおいしい。

本書にシュルツさんが問題点として挙げられていたものを見ると、

スタバが何を大事にしているかよく分かります。

たとえば・・・

自動エスプレッソマシンによって、

サービスのスピードは上がったが、

ロマンティックで劇場的な要素を失った。

焙煎したてのコーヒーを袋詰めにすることに成功したが、

これによって、コーヒーの香りを失った。

サンドイッチはニーズを満たして利益をもたらしたが、

焦げたチーズの匂いが物語を台無しにした。

などなど。

シュルツさんは、本書でこう言っています。

真の競争力は企業文化と従うべき原則にある。

規律のない成長を戦略としてしまったために

道を見失ってしまったのだ。

本書に勇気と知恵をいただきました。

ちなみに、この本はスタバで読みました(笑)

+++++++++++++++++++++++++


長崎市のお部屋探しなら、ABC不動産へ!

ホームページはコチラ→ 『長崎賃貸ネット』

魅力ある物件だけを集めた特別版→『長崎賃貸セレクト』


+++++++++++++++++++++++++

ホンダ

投稿者:ホンダ 投稿一覧