長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「ルーズヴェルト・ゲーム」
著者:池井戸 潤
満足度:★★★★☆
「下町ロケット」が大ヒットした直木賞作家の池井戸潤さんの最新作です。
池井戸潤さんの本を読むのは、
「下町ロケット」に続いてまだこれで2冊目ですが、
いや~、すべらんな~
というのが率直な感想です。
昔、野球を愛したルーズヴェルト大統領は、
「一番おもしろい試合は、8対7だ」と言ったそうです。
タイトルは、これから名づけられています。
舞台となる青島製作所は、
業績不振により、リストラを余儀なくされ、
今後の行く末も危ぶまれる危機に直面している。
ライバル会社で大手のミツワ電器は、
一気に営業攻勢を仕掛けて、
青島製作所を追い込み、
その技術力欲しさに合併をもくろむ。
そんな青島製作所には野球部がある。
その野球部も、監督、エース、4番バッターが
まとめてミツワ電器に移籍してしまい、
一気に弱体化してしまう。
野球部の運営に必要な経費は、年間3億円。
リストラが進む社内では、
野球などやっている場合ではないと、
廃部を求める声が高まっている。
果たして、野球部はどうなってしまうのか!
そして、青島製作所は生き残れるのか!
という内容です。
すごくおもしろかったです。
今回、なんと、主人公と呼べる人物がいません。
強いて言えば、
元コンサルタントで青島製作所の社長・細川氏と、
野球部マネージャーの古賀氏でしょうか。
それと、野球部部長の三上氏。
三上氏は、リストラリストを担当する総務部に所属しながら、
野球部の存続に奮闘するという、
すごく微妙な立場の人です。
このへんの役作りは本当におもしろいと思いました。
小説はあまり読むことはないのですが、
次に読むのは、池井戸さんの「空飛ぶタイヤ」がいいなと思っています。
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