長崎のＡＢＣ不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「舟を編む」
著者：三浦しをん
満足度：★★★★☆
長崎駅前店のナカシマさんが、
私が持っている池井戸潤さんの
「ルーズヴェルト・ゲーム」を借りたいというので、
ちょうどそのときナカシマさんが読んでいた本書を交換で借りました。
三浦しをんさんは、
映画「風が強く吹いている」や
「まほろ駅前多田便利軒」を観たことがあったので、
名前は知っていましたが、
本を読むのは初めてでした。
「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞されたそうですが、
本書の帯を見ても分かるように、
どうも女性に人気と思われ、
普通だと私が読むことはなかったと思います。
今まで書店で手に取ることもなかったし。
そういう意味では、良い出会いだったかもしれません。
ナカシマさん、ありがとう。
さて、タイトルの「舟を編む」ですが、
「舟」とは、言葉の海を渡る舟という意味で、
辞書を指し、「編む」は編集のこと。
出版社に勤める主人公たちが何年もの時間をかけて、
新しい辞書、その名も「大渡海」を創り上げていく物語です。
私も出版の世界は少しだけわかりますが、
それにしても、辞書の製作がこれほど大変で、
膨大な時間と手間をかけて創られているとは知りませんでした。
ラストはすごく感動しました。
ちょうどラストの部分は、
スタバで読んでいたので涙を隠すのが大変でした（笑）
いや～、おもしろかった。
登場人物の西崎くんはチャラ男だけど、いいヤツでした。
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