長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「実践するドラッカー 事業編」
編著者:佐藤 等
満足度:★★★★☆
最近、当ブログ、本の紹介だらけになってきました。
書店の社員ブログのよう。
一応、私は不動産屋です!
今日、ご紹介する本は、
「実践するドラッカー」シリーズ第4弾です。
私はこのシリーズ、全部読んでいます。
元々、ドラッカーを読んだことがなかったので、
最初の「思考編」ですごく感銘を受けました。
前回の「チーム編」は、個人的にイマイチ感がありましたが、
ここへきて、良さが復活。
今回は「物語で学ぶ」と称して、
各章の終わりに企業の成功例が紹介されています。
もはや私でも知っている有名な話が多かったのですが、
それでも、その章のポイントが物語と関連しているので、
理解しやすかったです。
ちなみに、物語では、
十勝バスの話とかおもしろかったです。
初めて聞きました。
全国的に年々乗客数が減って行く中にあってもなお、
バス業界では営業強化はできないという考え方が
固定観念になっていたそうです。
そんな中、十勝バスの最初の取り組みは、
非顧客に乗車しない理由を聞いたそうです。
そうすると、「不便」などの予想に反して、
「乗り方がわからない」という、
真の理由に行き着いたそうです。
なるほど、私も他県に行ったら、
電車は利用しやすいですが、
バスはちょっと乗りにくいです。
乗り方がわからないからです。
以前、横浜だったでしょうか、
先払いのバスに乗ったことがあります。
長崎では後払いが常識なので焦りました。
また、同社は、目的地まで行きやすくするために、
「目的別時刻表」を作成したり、
目的となる施設とバスをパックにした、
「日帰り路線バスパック」などを売り出し、
売上の20%アップを実現したそうです。
さて、今回は、ドラッカーの著書の中から、
事業に関連する重要なキーワードがピックアップされています。
たとえば・・・
事業の目的は顧客の創造である。
顧客にとっての価値はあまりに多様であって、
顧客にしか答えられない。
したがって、答えを推察してはならない。
直ちに聞かなければならない。
顧客が買うものは製品ではない。
欲求の充足である。
顧客が買うものは価値である。
機会の最大限の開拓こそ、
コスト当たりの業績比を上げ、
コスト管理と低コストを実現する王道である。
意識して非生産的なものや陳腐化したものを捨てている組織が、
新たな機会に不足することはない。
事業の定義が有効であるためには、
成長し変化していけるだけの大きさのもでなければならない。
「われわれの事業は何か」との問いは、
企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、
初めて答えられる。
これらの言葉を見開き2ページで解説していく形式は、
このシリーズの定番となっています。
ドラッカーの言い回しは、
最初、ちょっとわかりにくいところもあります。
本書は、具体例を挙げながら、
そこをわかりやすく解説していくというものです。
個人的には、思考編を気に入っていますが、
この事業編もオススメです。
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