長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「空飛ぶタイヤ」
著者:池井戸 潤
満足度:★★★★★(満点)
最近、めずらしく小説を続けて読んでいます。
大阪、沖縄と続けて旅があったのもあります。
旅には文庫サイズがちょうどいいです。
池井戸潤さんは、
「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」を読んでファンになり、
遡って本作を読みました。
本作は、2006年に発売され、直木賞候補に選ばれた作品です。
上記3作とも中小企業とそこで働く人々の奮闘を描く小説ですが、
本作では、主人公がこれでもかというほど、とことん追い込まれます。
性格の悪い、頭にくる人間もたくさん登場します。
谷が深ければ深いほど、頭にくればくるほど、
それを乗り越えたときの痛快さと感動も深いです。
そういう意味では、私が読んだ3作の中で、
本作が一番深いのではないでしょうか。
一番頭にきます(笑)
池井戸さんは、元銀行員ということもあって、
3作とも銀行がよく絡んできます。
そんな経験を活かし、
本作がヒットする2006年までは、
ビジネス書も執筆されていたようです。
ストーリーは、
小さな運送会社を営む主人公は2代目社長。
ある日、走行中の自社のトラックのタイヤが外れて事故を起こします。
不運にもその事故で道路を歩行中の主婦が死亡してしまいます。
この事故の原因を調査した自動車メーカー、
ホープ自動車が出した結論は、運送会社の整備不良。
これに納得できない主人公は、
原因は車の部品の欠陥によるものとして、
ホープ自動車と戦う決意をします。
相手は、ホープ重工、ホープ商事、
ホープ銀行などと系列を組む、超一流企業。
果たして、この戦いの結末は・・・。
という内容です。
こうやってストーリーを簡単に書くと、
「下町ロケット」や「ルーズヴェルト・ゲーム」に酷似していますが、
それでもやっぱり、やめられないです。
おもしろい。
それに、ただおもしろいだけでなく、
ヘタなビジネス書を読むより勉強になるかもしれません。
絶対に諦めない中小企業の「オヤジ」は、とても素敵です。
私もそんなオヤジになりたいです。
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