長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「果つる底なき」
著者:池井戸 潤
満足度:★★★☆☆
「下町ロケット」の池井戸潤さんの
1998年江戸川乱歩賞受賞作品です。
主人公は銀行員、舞台も銀行なので、
元銀行員の池井戸さんの持ち味が出ている作品でした。
しかし、個人的には、
それが原因で満足度を少し落としています。
銀行のことが詳しく描かれ過ぎていて、
「下町ロケット」や「ルーズヴェルト・ゲーム」など、
池井戸さんの中小企業モノを好む私にとっては、
少し行き過ぎ感がありました。
言葉使いや表現も力が入り過ぎていて、
どちらかというと、最近の作品のほうが、
読みやすいと感じました。
ストーリーは、
主人公は銀行の融資担当。
ある日、回収担当の同僚(友人でもある)は、
「これは貸しだからな」と言い残して外出し、
不可解な死を遂げます。
友人の死の真相を調べるうちに、
とんでもない事実が次々と明らかになっていきます。
それは、主人公にも関連する出来事で、
「これは貸しだからな」という、
言葉の意味もわかっていきます。
さて、その真相と結末は・・・。
という内容です。
池井戸作品なので、
もちろん、純粋におもしろいと思いましたが、
私のように、下町ロケット派の方には、
あまりオススメしません。
下町ロケット派の方には、
やはり「ルーズヴェルト・ゲーム」や
「空飛ぶタイヤ」がオススメです!
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