カラマーゾフの妹

  • 2012.08.21
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「カラマーゾフの妹」

著者:高野史緒

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

書店で見かけて、

世界文学の続編という、すごい発想と、

加えて、江戸川乱歩賞受賞作品ということで購入。

「罪と罰」のドストエフスキーの最後の小説、

「カラマーゾフの兄弟」の続きを描いています。

私はもちろん(と言っては自分に失礼ですが・笑)、

「カラマーゾフの兄弟」は読んだことがありません。

ドストエフスキーはこの作品の第二部を予告しながらも、

この世を去ったそうです。

「カラマーゾフの兄弟」は、

父親殺しの疑惑をかけられた3人兄弟の裁判の話です。

そのときの判決では、長男が犯人とされました。

しかし、その判決には実はある重大な見落としがあり、

真犯人は別の人物だというのが本作の内容です。

事件から13年が経ち、

今では特別捜査官の職に就いている次男が、

ふたたび故郷に戻り、当時の事件を再調査します。

捜査する側の次男は、完全無実の人かと思えば、

そうも言えない話しの展開になっています。

物語が進むにつれて、

兄弟や他の登場人物の不可解な行動や

あっと驚く秘密が次々に明かされていきます。

さて、事件の真相はいかに?

読む側を物語に引き込む魅力があり、

おもしろかったのですが、

なにかちょっと気持ち悪い部分もあり、

後味の悪さがあります。

ミステリーはそういうものだと言われれば、

そうなのかもしれませんが、

個人的にはちょっと合いません。

もっと爽やかミステリーが良いというか。

そういう好みも含めて、満足度★3つ。

そういえば、ミステリーを読んだのは久しぶりでした。

また機会があったら、読みたいと思います。

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ホンダ

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