長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「カラマーゾフの妹」
著者:高野史緒
満足度:★★★☆☆
書店で見かけて、
世界文学の続編という、すごい発想と、
加えて、江戸川乱歩賞受賞作品ということで購入。
「罪と罰」のドストエフスキーの最後の小説、
「カラマーゾフの兄弟」の続きを描いています。
私はもちろん(と言っては自分に失礼ですが・笑)、
「カラマーゾフの兄弟」は読んだことがありません。
ドストエフスキーはこの作品の第二部を予告しながらも、
この世を去ったそうです。
「カラマーゾフの兄弟」は、
父親殺しの疑惑をかけられた3人兄弟の裁判の話です。
そのときの判決では、長男が犯人とされました。
しかし、その判決には実はある重大な見落としがあり、
真犯人は別の人物だというのが本作の内容です。
事件から13年が経ち、
今では特別捜査官の職に就いている次男が、
ふたたび故郷に戻り、当時の事件を再調査します。
捜査する側の次男は、完全無実の人かと思えば、
そうも言えない話しの展開になっています。
物語が進むにつれて、
兄弟や他の登場人物の不可解な行動や
あっと驚く秘密が次々に明かされていきます。
さて、事件の真相はいかに?
読む側を物語に引き込む魅力があり、
おもしろかったのですが、
なにかちょっと気持ち悪い部分もあり、
後味の悪さがあります。
ミステリーはそういうものだと言われれば、
そうなのかもしれませんが、
個人的にはちょっと合いません。
もっと爽やかミステリーが良いというか。
そういう好みも含めて、満足度★3つ。
そういえば、ミステリーを読んだのは久しぶりでした。
また機会があったら、読みたいと思います。
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