長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「だから、僕らはこの働き方を選んだ」
著者:馬場正尊、林厚見、吉里裕也
満足度:★★★★☆
先日、東京R不動産のディレクター、
馬場正尊さんが書いた「都市をリノベーション」という本を読みました。
それがおもしろくて、本書も購入してみました。
amazonだと、繋がりでいろいろ出てくるんですよね。
東京R不動産は、株式会社スピークという会社が運営していて、
平たく言えば、不動産の賃貸・売買の仲介会社。
ただ、物件のチョイスや、
物件紹介の仕方が普通の不動産会社とは違っています。
東京R不動産は「不動産のセレクトショップ」。
私は、そういう認識でした。
そして、それはもちろん間違いではありませんが、
私が分かっていなかったのは、
その働き方にも特徴があったということ。
東京R不動産では、
皆がフリーエージェントで働いているそうです。
わかりやすくいえば、プロ野球と同じ世界。
選手は、球団という組織に属してはいるが、
個人の活躍によって、報酬はバラバラ。
もちろん、チームの成績によっても、
結果的に個人の報酬も増減する。
会社に出社するもしないも基本的には自由。
事務所はベースキャンプのような役割で、
社員同士が情報交換をする場所。
仕事をするも、サボるも自由。
完全歩合だから、サボれば、稼ぎはない。
自由と引き換えに、厳しい世界でもあります。
最初の立ち上げでは、
給料が払えなかったから、
稼いだ分を皆でシェアするという、
元々、そういう発想から始まっているそうです。
しかし、今では組織がしっかりしたので、
固定給にしようかという案もあったらしいのですが、
メンバーがそれを嫌がったそうです。
固定給になると、会社に縛られるからです。
休みたいときに堂々と気持ちよく休めなくなる。
それに、メンバーはそれぞれに、
別会社で他の事業も手掛けていたりして、
すでにそういう働き方が定着していた。
稲村ケ崎R不動産のスタッフの方が、
初めて東京R不動産の会議に参加したときの
感想がこう書かれています。
「一般的な雇用関係のある会社組織では、
経営者が社員を鼓舞し続ける必要がある。
まるで学校のように。
でも、ここは自律的で大人たちの組織。
なにしろ生活がかかっているのだ」
こういう働き方、
一般的にはあまり馴染まないかもしれません。
でも、ここで働く人たちは、
安定した企業に依存する働き方のほうが
むしろリスキーに見えているのだそうです。
皆さんは、こういう働き方どう思いますか?
稼ぐことと、好きなことをやることは別の話。
私は本書を読むまでそう思っていました。
しかし、ここで働く人たちは、
その両方をやろうとしています。
本書は、ボブ・ディランの名言で締めくくられています。
「朝起きて、自分のやりたいことをやれる人。
それが成功者だ」
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