長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「ブランドのはじめかた」
著者:中川淳、西澤明洋
満足度:★★★☆☆
中川政七商店の代表・中川淳さんと、
ブランディングデザイナーの西澤さんの共著で書かれた、
ブランドの作り方の本です。
ブランドといえば、モノ作りというイメージですが、
デイズニーランドやリッツ・カールトンに代表されるように、
サービスにもブランドがあります。
私がいつももどかしさを感じるのは、
不動産仲介業が何か特別な価値を創り出して、
それによって、お客様に何か特別なものを感じていただく、
といったような感覚には少し距離を感じるということです。
何かオリジナルのモノを作っているわけでなければ、
オリジナルのサービスを提供しているわけでもない。
仲介業は、お客様の個別のニーズと、
それに見合う商品とのマッチングをただひたすら行うという、
そういうイメージです。
しかし、仲介業であっても、
その価値を創り出していくことの可能性はあると思っていて、
それを体現して見せてくれている社員を見かけると、
ふと、そこに価値を見ることもあります。
昔は、「不動産の百貨店」というふうに、
「なんでもあります!」というのが
ウリになると思ってやっていましたが、
今では、「こんな商品があります!」とか、
「こんなスタッフが応対致します!」とか、
特長や価値観がなければモノが売れません。
東京に、接客担当者を指名できるという、
ユニークな仲介会社があります。
スタッフの方がそれぞれに自分自身をブランディングして、
物件というよりも、お部屋探しの技術や、
人格を買っていただくというスタンス。
この取り組みは、とても素晴らしいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、
本書は、既存の技術を活かしたブランディングの成功例が
いくつか紹介されています。
良いモノを作っても売れない時代の
モノの売り方、生み出し方がわかる本です。
ここで紹介されているブランドは、
和雑貨やビール、和風カフェといったものですが、
読み方によっては、仲介業であっても、
とても参考になる本でした。
長崎県のブランドも紹介されていました。
波佐見のマルヒロという会社のブランド「HASAMI」です。
このブランドは、
著者の中川さんがコンサルティングしたものです。
私はまだ実店舗に行ったことがありませんが、
ちょうど今度行く予定だったので、
良い予習になりました(笑)
どういう経緯、どういう想いで、
作られたかというのを知った上で、
その商品を見ると、また少し違って見えるかもしれません。
今日はあまり本の紹介になっていませんね。
すいませんでした!
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