模倣の経営学

  • 2012.10.16
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「模倣の経営学」

著者:井上達彦

満足度:★★★★★(満点)

長崎のABC不動産の部長のブログ

かなり良い本でした。

著者の井上さんは、早稲田大学の教授です。

最近、早稲田大学ビジネススクールの

「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門」という本を読みました。

これ、とてもわかりやすく、読みやすい本でした。

今回もまた偶然にも早稲田大学繋がり。

難しい表現がなく、本当に読みやすい。

あのモーツァルトやピカソでさえ、

最初は他人を真似るところからの出発だった。

模倣は独創の母である。

本書は、そういう前書きから始まります。

スターバックスもドトールコーヒーも模倣から始まった。

そういえば、以前、秋元康さんの本を読んだとき、

AKBも小劇団やロックバンドを模倣して、

発想されたものだと書いてあったような。

イノベーションはまったくのゼロからスタートするのではなく、

模倣から生み出されることのほうが圧倒的に多い。

遠い世界のものをそのまま持ち込む「正転模倣」、

近い世界から反転させて持ち込む「反転模倣」、

これが基本のようです。

遠い世界のものであれば、

元々それがあった場所では当たり前のことでも、

新しく持ち込んだ場所では、

新しく創造されたもののように見える。

あるいは、近い世界にあるものの、

あえて逆をすることで、

それも新しく創造されたように見えます。

そう考えれば、

創造って結構簡単なんだなぁと思えてしまいますが、

現実的には失敗する人のほうが多いようです。

そりゃそうですよね。そう簡単ではないはずです。

しかし、「模倣の経営学」という考え方は、

私にとってはとても斬新で納得感の高いものでした。

これまでにも、「星野リゾートの教科書」などで、

模倣の方法や模倣の考え方などを学んできましたが、

実践するには及んでいませんでした。

本書のあと書きには、

「成功体験を書いた良書は世にたくさんあるのに、

それを実際に模倣するなど、

行動に移せていない人がとても多い」

という内容が書かれていました。

反省。

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