長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「かばん屋の相続」
著者:池井戸 潤
満足度:★★★☆☆
ちょいと出張したので、
移動時間に軽く読めるものをと思い購入。
すっかり池井戸ファンの私は、
池井戸作品ならどれを読んでも満足すると思い、
タイトルだけを見て買ったのですが、
この本、短編集でした。
知らなかった。
池井戸さんの小説は、
敵や周囲が主人公をネチネチ攻撃してきて、
最後にスカッと大逆転というのがおもしろいのですが、
短編集だとそれも半減。
短いので、いったいどうなってしまうのか~という、
ハラハラ感も若干薄れてしまいます。
それで私の満足感は★3つ。
表題作を含む全6作品が収録されており、
主人公はすべて銀行員。
中小企業が死ぬか生き残るかの瀬戸際の中で、
経営者と銀行のそれぞれの思惑、
銀行員のジレンマが描かれています。
個人的には、
4作目の「芥のごとく」がおもしろかったです。
経営者が中年女性、浪速のおばちゃん風という設定です。
経営はあまりうまくいっておらず、資金繰りにてんやわんや。
主人公は熱血銀行員で、
必死にこのおばちゃんを応援します。
毎月、当座預金の残高がギリギリで四苦八苦。
さて、今月も無事に入金できるのか?
という物語。
これが一番おもしろかったです。
一作品につき、40ページほどで完結するので、
旅のお供にはちょうど良かったです。
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