長崎のABC不動産のホンダです。
今日も本を紹介します。
「アメーバ経営」
著者:稲盛和夫
満足度:★★★★☆
今年9月、再上場を果たしたJAL。
そして、先日のニュースでは、
9月中間決算が営業益最高になったとのことでした。
インタビューで、植木社長は、
「収益の最大化と費用の最小化に努め、筋肉質な経営を維持したい」
とおっしゃってました。
部門ごとにコストと利益を明確にする「部門別採算制度」の徹底によって、
さらにコスト削減を図る計画だとか。
この、「収益の最大化と費用の最小化」、
「部門別採算制度」は、
京セラ時代に稲盛会長が編み出した、
アメーバ経営です。
組織が大きくなるにつれて、
収支のコントロールが難しくなっていく。
ならば、組織を最小単位にわけて、
それぞれを独立採算でやっていく。
その分割された部門のことを「アメーバ」と表現しています。
そんなアメーバ経営の考え方や方法を綴ったのが本書です。
有名な本なので、
そのレビューを書くのもいまさら感がありますが、
少しだけ感想を。
当社も本書に載っている方法と同じように、
共通の経費は部門の数で割るなどして、
経費を細かく部門別で計算し、
部門ごとの収益を見ています。
ここまでは同じなのですが、
アメーバ経営では、
売上-経費の計算をするときに、
経費の中から労務費を外します。
そして、利益つまり付加価値を総労働時間で割る。
これが「時間当り採算制度」です。
この「時間当り採算制度」で各アメーバの状態を判断しています。
素晴らしい。
私も年に一回(少ないですが)、人時売上高を算出して、
前年や前々年と比較するのはやっていますが、
付加価値を総労働時間で割る発想はありませんでした。
たぶん、私の場合は、
労務費もコントロールしなければならないからだと思います。
しかし、以前から人時生産性を高めていく意識は強く持っています。
アメーバ経営では、各アメーバが独立採算で、
部門経営を行います。
部門間での売り買いもあります。
そうやって、
売上と経費を自分たちでコントロールしながら、
部門の利益を出していくという責任があります。
しかし、自分たちでコントロールできないものもあります。
その一つが労務費だということ。
そういう理由で、経費から労務費を除いています。
当社は小さな会社なので、
アメーバ単位に分ける必要性はまだあまり感じませんが、
一度、試してみるのもいいかもと思いました。
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