アメーバ経営

  • 2012.11.04
NO IMAGE

長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「アメーバ経営」

著者:稲盛和夫

満足度:★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

今年9月、再上場を果たしたJAL。

そして、先日のニュースでは、

9月中間決算が営業益最高になったとのことでした。

インタビューで、植木社長は、

「収益の最大化と費用の最小化に努め、筋肉質な経営を維持したい」

とおっしゃってました。

部門ごとにコストと利益を明確にする「部門別採算制度」の徹底によって、

さらにコスト削減を図る計画だとか。

この、「収益の最大化と費用の最小化」、

「部門別採算制度」は、

京セラ時代に稲盛会長が編み出した、

アメーバ経営です。

組織が大きくなるにつれて、

収支のコントロールが難しくなっていく。

ならば、組織を最小単位にわけて、

それぞれを独立採算でやっていく。

その分割された部門のことを「アメーバ」と表現しています。

そんなアメーバ経営の考え方や方法を綴ったのが本書です。

有名な本なので、

そのレビューを書くのもいまさら感がありますが、

少しだけ感想を。

当社も本書に載っている方法と同じように、

共通の経費は部門の数で割るなどして、

経費を細かく部門別で計算し、

部門ごとの収益を見ています。

ここまでは同じなのですが、

アメーバ経営では、

売上-経費の計算をするときに、

経費の中から労務費を外します。

そして、利益つまり付加価値を総労働時間で割る。

これが「時間当り採算制度」です。

この「時間当り採算制度」で各アメーバの状態を判断しています。

素晴らしい。

私も年に一回(少ないですが)、人時売上高を算出して、

前年や前々年と比較するのはやっていますが、

付加価値を総労働時間で割る発想はありませんでした。

たぶん、私の場合は、

労務費もコントロールしなければならないからだと思います。

しかし、以前から人時生産性を高めていく意識は強く持っています。

アメーバ経営では、各アメーバが独立採算で、

部門経営を行います。

部門間での売り買いもあります。

そうやって、

売上と経費を自分たちでコントロールしながら、

部門の利益を出していくという責任があります。

しかし、自分たちでコントロールできないものもあります。

その一つが労務費だということ。

そういう理由で、経費から労務費を除いています。

当社は小さな会社なので、

アメーバ単位に分ける必要性はまだあまり感じませんが、

一度、試してみるのもいいかもと思いました。

+++++++++++++++++++++++++


長崎市のお部屋探しなら、ABC不動産へ!

ホームページはコチラ→ 『長崎賃貸ネット』

魅力ある物件だけを集めた特別版→『長崎賃貸セレクト』


+++++++++++++++++++++++++

ホンダ

投稿者:ホンダ 投稿一覧