長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」
著者:高橋秀実
満足度:★★★★★(満点)
超進学校の開成高校野球部の話です。
この本が本当におもしろいかどうかは、
正直わかりません。ゆる~い感じの本。
でも、私が満足度を★を5つにしたのは、
少なからず刺激を受けたからです。
実際に部員に聞いた話、
練習や試合の様子が書かれていますが、
軸になっているのは、やはり監督のリード。
開成高校野球部の練習は週に1日のみ。
もちろん、他の日も自主トレはやっているようですが、
甲子園常連校のような設備が整ってもいないし、
圧倒的に練習量が少ない。
それでも強豪校に勝つために、
監督が考えた方法とは?
ズバリ、どさくさ紛れに大量得点を取って、
コールド勝ちをすること。
守備はそこそこやって、打撃を爆発させる。
サインプレーはなし。
思い切りスイングして、遠くに飛ばす。
そういう野球です。
考え方を紹介します。
1試合で1人に飛んでくる打球は3~8個。
そのうち猛烈な守備練習の成果が活かされるような、
難しい打球は1つあるかないか。
そのために少ない練習時間を割くわけにはいかない。
基本動作に合った球だけ捕る。
それ以外はなかったことにする。
ピッチャーは試合を成立させる球を投げる。
つまり、ストライクを投げること。
うまく打つのではなく、バットは豪快に振る。
打つのは球ではなく、物体だ。
思い切り飛ばすと言い続けたほうが、
目標も単純で明快。
サインを出して、その通りに動くというのは
練習が必要。ウチはそんな時間ないし、
選手たちも器用じゃない。
グランドを練習ではなく、実験の場として考える。
仮説を立てて検証し、結果が出たら、
それをまたフィードバックして次の仮説を立てる。
とにかく限られた時間で、
弱小野球部が強豪校に勝つためのことをやっています。
実際に過去、これで東東京大会のベスト16にも
入ったことがあるそうです。
ちなみに長崎県大会の出場校は60校弱。
東東京大会はその倍以上の140校強です。
その中でベスト16。
週1回の練習でこの成績は驚くべき成果だと思います。
野球をこんなふうに考えるのは、とても新鮮でした。
ビジネスにも参考になりそうです。
監督が怒声を上げて叱責する場面が多いのですが、
叱り方がおもしろかったです。
いつか、開成高校が甲子園に出場できるといいですね。
その可能性を本書で見ました。
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