長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「しくみづくりイノベーション」
著者:電通コンサルティング
満足度:★★★☆☆
コモディティ化が進むと、
機能面で優れた新製品をいくら出しても
利益創出につながらない。
機能がある程度のレベルに達したら、
それ以上の性能に割増価値を支払わなくなるから。
だから、新しい商品やサービスを生み出す必要がある。
先回りして顧客が明日欲しくなるような製品やサービスを
つくり出していこうとするならば、
本質的に顧客を理解すること、
つまり顧客志向こそが不可欠である。
というわけで、顧客を起点にしたビジネス思考で
イノベーションする方法論が書かれた本です。
顧客志向というと、
うっかり顧客の要望をそのまま取り入れてしまいそうですが、
そういう意味ではありません。
顧客は無意識にニーズをもっているのであって、
明瞭かつ明確に言語化されているわけではない。
顧客自身が自らの欲求や欲望に気づいていない場合も多い。
そう書いてあります。
では、その目に見えないニーズを知るには
どうすれば良いかというと、
たとえば、顧客との対話をきっかけとして、
試作品を作り、顧客に利用してもらい、
そこからのフィードバックを得て、製品化していく。
いわゆるベータ版というヤツです。
ベータ版はソフトの世界でよく聞く言葉ですが、
どんな業種でも活用できる方法だということです。
おもしろかったのですが、
個人的には、以前読んだ本と重複している部分が
多かったように思いました。
あとがきの文が印象的でした。
変わらぬ毎日であっても、
何かは少しずつ動き続けている。
そして、それは閾値を超えて、
見えないところでこれまでとは違うかたちとなる。
だが、それが明確なかたちをとるまでは、
わたしたちはそれに気づくことはない。
しかし、気がついたときにはもう遅い。
わたしたちの業界は、さすがに住宅なので、
この文が示すほどのスピードで動いている感じはありませんが、
しかし、それくらい敏感でないといけないなと、
そう思いました。
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