人を動かす力 歴史人物に学ぶリーダーの条件

  • 2012.12.22
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「人を動かす力 歴史人物に学ぶリーダーの条件」

著者:渡部昇一

満足度:★★☆☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

歴史人物の話が大好きなので購入。

しかし、今回、久しぶりに滑った感じ(泣)

戦国武将の話は、

童門冬二さんの本が好きなのですが、

本書は、戦国武将から、松下幸之助さんまで、

幅広い時代の偉人が登場していたので、

そこを楽しみにしていたのですが。

人を動かす方法というよりは、

リーダーと参謀の違いを説いた感じの本です。

したがって、並みの人では、

人を動かせないような、

そんな気さえしてきます。

参謀は必ず学問に長けていることが求められるが、

リーダーは必ずしも学問を必要とせず、

決断ができればよい。

そう書いてあります。

確かに、偉人と言われる人々は、

人間的な魅力や器量が普通の人より大きく、

優秀な人材は、そんな人に仕えるケースが多いです。

中国の「三国志」や「項羽と劉邦」、

日本の「太閤紀」などの話を聞いても、

そういうケースばかりです。

しかし、私が求めていた内容とは少し違っていて、

そこが残念でした。

個人的には、リーダー論とは少し違いますが、

本書に出てきた「ネルソン精神」はおもしろかったです。

戦争で日本が敗れたのは、

ネルソン精神を持っていなかったせいだといいます。

ネルソン精神とは、

ナポレオンの時代に活躍した、

イギリス海軍の提督ネルソンの精神論。

「敵の船を見つけたら、

撃って、撃って、撃ちまくれ」

というヤツ。

普通、艦長は敵船を発見したとき、

自船や自軍のことを考えて、

攻撃を躊躇するそうです。

それを躊躇なくやるのが、

ネルソン提督のやり方です。

そういう人、敵に回すと怖いですね。

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