長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「現実を視よ」
著者:柳井正
満足度:★★★★☆
正月も何か本を読もうと思い、
年末に買っておいた本。
年の初めは気合いを入れたかったので、
柳井さんをチョイスしました。
まず、日本の政治をけちょんけちょんにぶった切ります。
その上で、皆が変われば日本も変わると結んでいます。
柳井さんは、企業の経営者としては、
これほどのことを本に書くのは間違っていると思いつつも、
もう黙っていられない、
そういう想いで執筆されたようです。
さすがの迫力に圧倒されました。
ちょうど、正月休みに台湾に行ってきたので、
そこで自分の肌で感じたことと重ねながら読みました。
ユニクロも最初の中国進出では失敗したといいます。
現地の価格相場に合わせるために、
ローコストで品質が日本のものより劣るものを作った結果、
あまり売れなかったそうです。
実は、中国の人は、
日本で売っているユニクロ商品が高品質だと知っていて、
それと同じものを買いたいと思っていたのです。
そういえば、台湾でもユニクロ見かけたのに、
店には入りませんでした。
見てくれば良かったな。
台湾では、露店などの大衆店は人でいっぱいなのに、
海外ブランドのショップや多少高額の店になると、
極端に来店客が少ないように見えました。
ユニクロはどうだったんだろう。
話は変わりますが、
台湾といえば、あんな南国なのに、
スノボショップがありました。ビックリ!
ちょうどそのあと、台北の地下鉄MRTで、
JRの広告をボディの一面に大きくペイントされた列車を見ました。
確か「スキーはJRで」というような内容だったと思います。
なるほど、日本などの外国にスキーやスノボしに行くわけですね。
そういえば、本書にも、
常夏のシンガポールでライトダウンが売れているとありました。
軽くてかさばらないので海外旅行に使用されるのだそうです。
こういうの、実際にやってみないと本当にわからないと思います。
柳井さんも実体験がすべてだと言っています。
実体験での失敗が後の成功に繋がる。
私は毎年、手帳を新しくするたびに、
肝に銘じておくべき言葉を古い手帳から新しい手帳へ継承しています。
その中で毎年書き写している言葉の一つに、
「お客様が減ったら、やることはひとつしかない。
お客様が来るような方策を次々と考えて実行に移す。
それだけだ」
というのがあります。
以前読んだ、柳井さんの本に書いてあった言葉です。
あってはなりませんが、もし、お客様が減ったとき、
「なんかお客様減ってるね」
「うん、減ってるね。どうしてかな?」
「どうしてだろう?」
「どうすればいいかな?」
「うーん、難しいね」
これで終わっている店舗はもうダメだと思います。
まさに、次々に方策を考えて実行に移すリーダーが必要です。
当社のリーダーも、過去の取り組みの繰り返しではなく、
革新的なアイデアとダイナミックな行動力を持ってほしいと思います。
もちろん、私も他人事ではありません。
本書にも、
国も企業も個人も、
これまでと同じようにやっているのに
急にうまくいかなくなったと首をひねるばかり。
自らを変えようとしなかった。
新しい戦略を考え、実行する努力を怠ってきた。
と書いてありました。
その結果が現在の日本であるということです。
国も、企業も、個人も。
新年から気合い入りました。
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