長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「ガソリン生活」
著者:伊坂幸太郎
満足度:★★★★☆
「ゴールデンスランバー」の伊坂幸太郎さんの新作。
主人公はなんとクルマです。
緑のデミオ。マツダ・デミオです。
望月家の愛車、緑色のデミオは、
クルマ仲間からは「緑デミ」と呼ばれている。
本書は、そんな緑のデミオと望月家の面々の物語。
登場人物は、
望月家の長男で大学生の良夫、
小学生の次男・亨を中心に、
望月家の母と長女、
女優の荒木翠、芸能記者など。
デミオが主人公なので、
デミオの車内や、
デミオから見えている範囲での出来事が中心となって
物語が進行します。
語り手もデミオです。
クルマ同士での会話もありますが、
もちろん人間には聞こえません。
ストーリーは、
望月良夫と亨は、デミオで移動中に、
ひょんなことから、
女優の荒木翠を乗せることに!
しばらく走って、
彼女は車を降りますが、
その後、事故で亡くなってしまいます。
荒木翠の事故の原因は、
記者の執拗な追跡から逃れようと、
トンネルでスピードを出し過ぎたせいだと報じられていました。
良夫と亨は、荒木翠を死亡直前に車に乗せたということで、
芸能記者からのコンタクトを受けます。
短い時間とはいえ、
荒木翠の人柄を知って好意を抱いていた良夫と、
頭が良く、大人びた小学生・亨の二人は、
この事故に首をつっこんで行きます。
さらに、デミオたちクルマの世界では、
パパラッチが原因で事故死したダイアナ妃は、
実は今もどこかで生きているのではないか、
そして、今回の事故も・・・
というような噂が飛び交います。
さて、ここからの物語の展開と結末はいかに!
おもしろかったです!
小学生の亨くんは、大人の誰よりも頼りになる存在です。
お隣の校長先生やその愛車のカローラ(あだ名は「ザッパ」)など、
いろんな人たちやクルマたちが登場します。
この本を読むと、
本当にクルマが生きているように錯覚します。
愛車をもっと大事にしようと思いました。
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