ABC不動産のホンダです。
最近は普通のビジネス書を読んでもなんだか無感動になってきていたところ、
「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」は、久しぶりにビビッときました。
この本は、2018年のビジネス書大賞で準大賞に選ばれた作品。
大賞は、ナイキ創業者のフィル・ナイトさんのSHOE DOGに譲ってしまったけれど(こちらも前に読みました)、
新書で準大賞なんてなかなかないのではないでしょうか。
一言でいうと、分析的・論理的な判断は「正解のコモディティ化」を生み出す、という内容でした。
つまり、正しい分析をすると誰もが他人と同じ正解を出すので、
差別化が消失し、競争過多になるということ。
分析や論理はもちろん必要だけれど、
たとえば、スティーブ・ジョブズさんのような、
違いを生み出し、クールな経営ができるように、
世界のエリートたちはアートを学び、美意識や観察力を鍛えているんですね。
賃貸住宅もコモディティ化がひどくて、
多少の築年数の違いや立地の差はあるにしても、
薄目で見ると、どの部屋も同じで本当に違いがない。
当社の販売職(賃貸アドバイザー)は、
オーナーから空室解消の相談を受けることもよくあります。
「ポータルサイトで検索に引っかかるように、この設備は鉄板です」などと、
分析的で論理的な提案をすればするほど、ほかの部屋と同じものをつくってしまう。
美意識を鍛えたエリートだと、どんなクールな提案をするのでしょうね。
さて、当社では賃貸アドバイザーを募集しています。
旅行に出かけるとき、ルートに美術館を入れる人も向いていると思います。
詳しくはHPをご覧ください→https://abcnagasaki.com/recruit/