ABC不動産のホンダです。
私が村上春樹を読み始めたのは、「1Q84」からなので、
ハルキストと呼べるレベルではありませんが、
新刊(小説にかかわらず)が出るたびに買って読んでいます。
先月、「古くて素敵なクラシック・レコードたち」という本が出版されました。
音楽はほとんど聞かないし、まして、
クラシックだなんてまったくわからないので、
さすがに今回ばかりは買わないほうがいいなと思っていました。
村上春樹は小説だけじゃなくエッセイもすこぶるおもしろいので、
もしも村上春樹がこれといった特徴のない普通の賃貸物件をテーマに書いたら、
どんなふうに紹介するのかなと、前々から興味を持っていました。
けれど、どう考えてもそれを見る機会はないだろうなと思ったので、
どうせ理解できないだろうけど書き方だけでも知りたいと、本書を買いました。
名盤というものにまったく興味がないという村上春樹が、
なかには100円で買ってきたというものも含めたレコードコレクションを紹介する本なのですが、
もう、最初の一枚目から意味がわからない。
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」???
レコードを集める趣味はもう60年も続けているそうで、
それくらい長く聴き込んでいれば、こんなにも音の違いがわかるんだなと思いました。
私はロックバンドのギターの音でさえ違いがよくわからないのに。
販売においても、商品の目利きができるようになるまでには、
自社製品、他社製品を問わず、途方もない数の商品を見て、
さらには自分でも使ってみて、
ようやく人気商品(レコードでいう名盤)にはない個々の魅力がわかるのではないでしょうか。
ともかく、長く続けるということが大事ですね。
さて、当社では賃貸アドバイザーを募集しています。
一度取り組んだらそれを長く続けられる人に向いていると思います。
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それにしても村上春樹の比喩表現にはいつも驚く。
私もそんな文章能力がほしくてたまりません。
今回の本では、こんなのが出てきました。
「世慣れた親戚の伯父さんの愉快な話を聞いているみたいだ」
「まるで大阪のうどん屋で素うどんを食べているときのような、不思議な安心感を感じる」
注:これは音楽(レコード)の紹介文です。