ABC不動産のホンダです。
最近ふと思うのは、住まいというのは、それそのものに優劣があるのではなくて、
そこに住む人のインテリアセンスとかファッションに多分に影響されるのではないか、ということ。
おしゃれな人が住んでいるアパートは、なぜだかおしゃれに見えます。
ワンルームの駐車場に、黄色のジムニーや赤いスーパカブが駐車されているだけで、
さぞかしお部屋もおしゃれなんだろうなと想像してしまう。
この間、写真撮影した部屋は、とってもレトロで、悪くいえば古い。
けれども、古いものにも良いところはやっぱりあって、
たとえば、シンクがふたつあるキッチンって賃貸で見たことありますか。
シンクがふたつあれば、たとえば、食器洗い場と食材洗い場をわけることができます。
正面の扉の部分はスチール製なので、たぶん磁石がくっつきます。
いまではほとんどが木製なのでこういうキッチンは久しぶりに見ました。
たいした差異ではないのかもしれませんが、
どんなことでも、小さなことの集まりが全体をつくっているんです。
室内のメインの照明器具を除いて(あくまで個人の感想です)、床や天井などのすべてが、
私にはとてもおしゃれな部屋に見えているのですが、いかがでしょうか。
この物件の詳細はコチラ。
さて、今日の本題は、部屋のこととは少し逸れますが、
「ストーリーの共有」について考えてみたいと思います。
経営に方針があるように、販売にも方針があって、
ときには、売れるものと売りたいものが異なる場合があります。
会社や事業の成長シナリオのなかに今後伸ばしていきたい商品やサービスがあって、
販売はそれをこれくらいの期間でこれくらい売ったら、
シェアがこれくらいになって・・・などと計画されているはずです。
そして、販売を含む関連セクションすべてが計画どおりに機能したときに
最大の成果が出るように全体がデザインされていると思います。
なのに、たまにまったく違う商品やサービスを売って満足する人もいます。
つまりストーリーが共有されていない人。
売りたい商品が顧客のニーズには合わないことはもちろんあるので、
違う商品が売れることはよくあるけれど、だからといってそれに満足する人は、
ストーリーのなかにキャスティングされた自分の役割が理解できていないということになります。
ゼネラル・エレクトリックの元CEOのジャック・ウェルチさんは、
目標は達成するが、我々の持つべき価値を共有していないマネジャーは、
もっともやっかいな存在だ、と述べています。
販売が売れるものだけを売っていたらストーリーが崩れてしまうんですね。
そもそも売れるものを売るだけなら誰にでもできてしまうので、
販売のプロとして、製造やクライアントに頼りにされることもないかも(悲しい)。
さて、当社では賃貸アドバイザーを募集しています。
「映画は監督のもの」と言った松田優作のような人も向いていると思います。
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