リクルートの女性力

  • 2010.09.25
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

リクルートの女性力

著者:福西 七重

評価★★★★★(満点)

著者は元リクルートの社内報「かもめ」の編集長・福西七重さんです。

社内報を作っていただけに社内のことを熟知されていたのでしょう。

リクルートの伝説の女性社員が数多く紹介されています。

特にリクルート創業から成長期にかけて活躍された

パワフルな女性が多く登場します。

どの女性も素晴らしい活躍をされていますが、

私が最も興味を持ったのは、渡瀬ひろみさんという女性の話。

リクルートには、83年に発足した、

RING(リクルート・イノベーション・グループ)と呼ばれる、

年に一回の新規事業コンテストがあるそうです。

当時の応募数は200~300件、書類審査、一次審査、二次審査と絞っていき、

最後は社長以下、役員全員が審査員となってプレゼンテーションを行うそうです。

渡瀬さんは、入社4年目(たぶん26歳くらいでしょうか)の時に、

仲間とともにブライダル関連の企画書をRINGに提出したそうです。

その当時は、ブライダル関連の企画は常に却下されていたそうで、

渡瀬さんの企画もみごとに却下されてしまいます。

しかし、諦めのつかなかった渡瀬さんに人事部長はこう言ったそうです。

「おまえ、しつこいな。何ならチャンスをやろうか?

新規事業開発室に異動させてやる。ただし、タイムリミットは半年だ。

半年以内に経営会議で事業化を勝ち取れなかったら、

北海道か九州へ飛ばしてやる。

悪いが、おまえの後任はすぐにとる。だから戻る場所はない。

どうだ、それでもやるか?」

渡瀬さんは「もちろん、やります!」と答えたそうです。

本文にも書かれていますが、

なかなか事業化されなかった理由は私にもなんとなく分かります。

ブライダル情報は、求人情報や旅行情報、飲食店情報などとは違い、

1ヶ月の間に情報かコロコロ変わる業界ではないということ。

情報が変わらないということは、1年に一回発行されれば十分で、

とても月刊誌ではビジネスにならないという考えです。

さて、結果はというと、その企画は、

今なら誰でも知っている「ゼクシィ」となって世に生み出されたのです。

このストーリーには、本当に感動させられました。

また、何より印象に残ったのは、

創業者の江副浩正さんが作った社訓です。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

本当に素晴らしい社訓ですね。

あまりに素晴らしく、何度も復唱しているうちに覚えてしまいました。

最後におまけ。

女に嫌われる男性上司の五ヵ条というのも書いてありました。

①きたない

②せこい

③弱い

④面白くない

⑤かわいくない

なのだそうです(笑)

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ホンダ

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