ワークライフバランス

  • 2010.10.16
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「改訂版 ワークライフバランス 考え方と導入法」

著者:小室 淑恵

評価★★★★☆

つい最近まで、会社が小さいから、

大企業のようなマネはできないという理由で、

ワークライフバランスを敬遠してきましたが、

最近では、小さいからできないのではなく、

それをしないから大きくなれないのではないかと思うようになり、

まず、小さなこと、できることから取り組んでいこうと思い、

その勉強のために購入した本です。

ワークライフバランスとは、

読んで字のごとく、

仕事以外の場を大切にすることによって、

仕事も短時間で成果を上げることができるようにするという取り組みです。

福利厚生としては、産休や育児や介護のための休暇や制度などが

本書でもメインで取り上げられていますが、

特に女性が男性と平等に働ける環境を整備することです。

著者は、ワークライフバランスの本質は、

仕事とプライベートの時間の配分のことをいうのではなく、

仕事とプライベートの調和、

「ワークライフハーモニー」であると言っています。

福利厚生としてのワークバランスではなく、

採用メリットを狙った人事戦略、

効果的で強い組織を作る経営戦略であると書いてありました。

長時間働いても、現実的には、

その時間に見合った価値を生み出せていないところに問題があるといいます。

「時間は削減してもパフォーマンスは落とさない、

その代わりに時短に伴う賃金カットも一切しない」

本書からの抜粋した一文ですが、

ここに会社が伸びる秘訣が集約されている気がします。

私も個人的には、

育児や介護など、福利厚生を充実させようということよりも、

効率的で効果的な仕事をして、

よく遊び、よく働く人が集う会社にしたいという思いが強いです。

実践に即した取り組み方、

例えば、誰が、どのような方法で、どれくらいの期間で、

何を作っていくのか、それがきちんと解説されていて、

実在企業の具体例も多く掲載されているので、

実際に取り組もうとしている企業にはとても参考になると思います。

少し欲を言えば、

その結果、企業がどう変わったか、

パフォーマンスは本当に落ちなかったか、

収益はどうだったか、

そのあたりをもっと深く教えてもらいたかったです。

取り組みにあたって、会社にプレゼンする材料として、

そこは絶対欠かせない部分だからです。

現実的には、本当に少しずつ、

できることからコツコツと取り組むことになりそうですが、

何よりもパフォーマンスを落とさないことが重要ですので、

まずは時間に制限をつけて、

仕事のスリム化を図ることから始めたいと思います。

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