長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「楽園のカンヴァス」
著者:原田マハ
満足度:★★★★★(満点)
映画「カフーを待ちわびて」の原作者、
原田マハさんの美術小説、アートサスペンスです。
アンリ・ルソーの最後の大作「夢」にそっくりな絵。
ルソー本人が描いた本物か、
誰か別の人間が描いた偽物か、
その真贋判定が2人の若き研究者に託された。
期限は7日間。
ルソーの物語が綴られた謎の古書をヒントに、
2人はこの絵の真贋に辿りつけるのか・・・。
という内容です。
「夢」はこの本の表紙になっている絵です。
私は、ルソーの絵をナマで一度だけ見たことがあります。
↑「赤ん坊のお祝い!」というタイトルの絵です。
赤ん坊の絵なのに、
なんと凛々しく迫力のあるユニークな絵なのだろうと、
すごく強烈な印象でした。
そのとき、ちょうどNHKの番組で、
タイミングよくルソーの特集をやってました。
本物を見た直後だったので、
私の反応もよく、番組の記憶が今でも残っています。
番組では、
↑「戦争」や、
↑「蛇使いの女」など、
私が見た赤ん坊の絵とは打って変わって、
とても野性味のある絵が紹介されていました。
ルソーは、元パリの税関職員。
遠近感を無視した描き方は稚拙に見えるため、
日曜画家と呼ばれ、
生前はほとんど評価されていませんでした。
でも、その才能を当時すでに高く評価していたのが、
あのピカソだったのです。
番組では、そういう解説をやっていました。
本書でもそれを知ることができます。
この小説を読めば、ルソーのことがまるわかりです。
こういう小説がよく書けるなぁと思い、
原田マハさんのプロフィールを見ました。
元々、美術が専門の方なんですね。
この小説にも登場する、
ニューヨーク近代美術館での勤務歴もお持ちのようです。
なるほどなぁ、さすがにおもしろいです!
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