楽園のカンヴァス

  • 2012.05.23
NO IMAGE

長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「楽園のカンヴァス」

著者:原田マハ

満足度:★★★★★(満点)

長崎のABC不動産の部長のブログ

映画「カフーを待ちわびて」の原作者、

原田マハさんの美術小説、アートサスペンスです。

アンリ・ルソーの最後の大作「夢」にそっくりな絵。

ルソー本人が描いた本物か、

誰か別の人間が描いた偽物か、

その真贋判定が2人の若き研究者に託された。

期限は7日間。

ルソーの物語が綴られた謎の古書をヒントに、

2人はこの絵の真贋に辿りつけるのか・・・。

という内容です。

「夢」はこの本の表紙になっている絵です。

私は、ルソーの絵をナマで一度だけ見たことがあります。

長崎のABC不動産の部長のブログ

↑「赤ん坊のお祝い!」というタイトルの絵です。

赤ん坊の絵なのに、

なんと凛々しく迫力のあるユニークな絵なのだろうと、

すごく強烈な印象でした。

そのとき、ちょうどNHKの番組で、

タイミングよくルソーの特集をやってました。

本物を見た直後だったので、

私の反応もよく、番組の記憶が今でも残っています。

番組では、

長崎のABC不動産の部長のブログ

↑「戦争」や、

長崎のABC不動産の部長のブログ

↑「蛇使いの女」など、

私が見た赤ん坊の絵とは打って変わって、

とても野性味のある絵が紹介されていました。

ルソーは、元パリの税関職員。

遠近感を無視した描き方は稚拙に見えるため、

日曜画家と呼ばれ、

生前はほとんど評価されていませんでした。

でも、その才能を当時すでに高く評価していたのが、

あのピカソだったのです。

番組では、そういう解説をやっていました。

本書でもそれを知ることができます。

この小説を読めば、ルソーのことがまるわかりです。

こういう小説がよく書けるなぁと思い、

原田マハさんのプロフィールを見ました。

元々、美術が専門の方なんですね。

この小説にも登場する、

ニューヨーク近代美術館での勤務歴もお持ちのようです。

なるほどなぁ、さすがにおもしろいです!

+++++++++++++++++++++++++


長崎市のお部屋探しなら、ABC不動産へ!

ホームページはコチラ→ 『長崎賃貸ネット』

魅力ある物件だけを集めた特別版→『長崎賃貸セレクト』


+++++++++++++++++++++++++

ホンダ

投稿者:ホンダ 投稿一覧