媚びない人生

  • 2012.06.23
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

「媚びない人生」

著者:ジョン・キム

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

慶応義塾大学大学院の准教授のジョン・キムさんが、

ゼミ生を送り出す際に語っている、

「最終講義」を本にしたものです。

社会人になるにあたって、

様々な心構えが載っています。

しかし、それは仕事のやり方や選び方など、

そういうものではなく、

人生の送り方を指南するものです。

ひょっとしたら、

今の私にも参考になることがあるのでは、

と思い購入しましたが、

さすがに、もう他の本で読んだ内容と重複していたり、

読んでみると、キムさんの考え方に、

意外に私の考え方も近く、

特に目新しく教わることが少なかったように感じます。

そういう意味で私の満足度は★3つ。

でも、本書のオススメ度は★4つか5つ(満点)くらい。

本書は、

周囲を気にすることなく、

自己成長を意識することを強く薦めています。

他人の評価を気にして、

気に入られるように演じる。

演じ続けていると、

いったいどれが本当の自分なのか、

わからなくなる。

そういうことが書かれています。

そして、ラストのほうでは、

緊張感のもとで生きた人間は、

いつ死んでも人生の価値は最大になっている。

人生は、生きる長さに価値があるのではなく、

この瞬間、この瞬間に、

どれくらいの緊張感を持って、

懸命に生を尽くしたかどうかにこそあるのだ。

とあります。

私は、似たような内容を以前学んだので、

それほど衝撃的ではありませんでしたが、

初めて読む方には、

最終章は強い刺激を受けると思います。

「人間は確実に死ぬ。

死んだ後に君はどんなふうに人々に記憶されたい?

君の生きた証しというものについて、

君はどんなふうに今、語れるだろうか」

キムさんが学生との1対1の面談のときに、

そういう話をすると、

学生の目から大粒の涙がこぼれるそうです。

そう、みんな一生懸命生きているからです。

しかし、思ったような結果が出せない。

そうやって、目の前の物事と格闘して生きている。

私も、一瞬一瞬、

緊張感を持って過ごしていきます。

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