還るべき場所

  • 2012.07.14
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

還るべき場所

著者:笹本稜平

満足度:★★★★★(満点)

長崎のABC不動産の部長のブログ

2008年に発売されて、去年、文庫化されたようです。

たまたま書店で、文庫版が平積みされていて、

表紙がこれだったんで、自称・登山家の私としては、

当然、手に取ったわけです。

文庫版で600ページほどのボリューム、

壮大な山岳小説です。

感動しました。素晴らしい。

ストーリーは、

4年前、主人公の翔平は、

ヒマヤラのK2で愛するパートナー・聖美を失い、

失意の日々を送っていた。

そんなとき、登山仲間の亮太から、

ヒマラヤへのアマチュア登山ツアーへ、

ガイドとして来ないかと誘われる。

翔平は、4年ぶりのヒマラヤに戻り、

自分を取り戻すことができるのか。

そして、ツアー参加者をガイドとして、

無事に登頂させることができるのか。

という内容です。

主人公と死んでしまった恋人の聖美、

ツアー会社の経営者の亮太は、

登山を通じて知り合った仲間です。

聖美は、どんなに危険な山でも、

生きて帰ることを信条としていて、

山で命を捨てることはあり得ない。

しかし、K2では、

パートナーの翔平を救うために、

自らのロープを切って、行方不明に。

翔平は、4年経った今でもそれが信じられず、

重くのしかかっていたのです。

登山を知らない方でも楽しめる小説です。

さらに、映画「バーティカル・リミット」や、

「アイガー北壁」を観た方なら、

この小説の世界をイメージしやすいと思います。

ツアーの後半では、

斜度60度くらいのところを登ってるみたいですが、

60度はたぶんほぼ直角に感じると思います。

スキー場の最上級コースが30度くらいですが、

あれを下から登ると考えるだけでもゾッとしますよね。

しかも、空気が薄くて、台風みたいな風が吹いてるところで。

それにしても、これを読んで、

ますます海外の山に挑みたくなりました。

さすがにヒマラヤは厳しいかもしれませんが、

モンブランやキリマンジャロ級の山々のうち、

どれか一つは行こうと思います。

私は一度やると言ったら絶対やる男。

しかし・・・

休み取れるかな。

たぶん、2週間くらいはかかります。

サラリーマンには、切実な問題です(笑)

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