勝ち続ける経営

  • 2012.07.15
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「勝ち続ける経営」

著者:原田泳幸

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

日本マクドナルドを立て直した原田CEOの本です。

原田さんは佐世保市出身。

平戸市出身のジャパネットの高田社長といい、

長崎県北地区は優秀な経営者を排出しています。

さて、アップルコンピュータからマクドナルドへ、

ヘッドハンティングによって移籍し、

「マックからマックへ」で有名な原田社長ですが、

当時、低迷を続けていた

日本マクドナルドを見事に復活させました。

7年連続マイナスだったマックを

逆に7年連続プラスにした原田さんですが、

いったい何をやったのか。

「AERAビジネスセミナー」でそれを語り、

それに加筆したものが本書です。

本を読んで思ったことは、

ご本人もおっしゃってますが、

特別、変わったことはやってないんですよね。

やったのは、基本です。

外食産業の基本は主に「QSC&V」。

Q=クオリティ。おいしさ、安全性。

S=サービス。おもてなし、クイックサービス。

Q=クリンネス。清潔さ。

V=バリュー。価値ある食事体験。

私はこの基本知っています。

他の施策や考え方も、

どれもこれもどこかで聞いたことがあることばかり。

でも、それをちゃんとやったところが、

原田社長のすごいところなのだと思います。

しかし、読者としては、ちょっと拍子抜けします(笑)

セミナー本なので、

本のボリュームも物足りなさを感じます。

もちろん、著者の原田さんのせいではないです(笑)

第3者的な物の見方は勉強になりました。

たとえば、クオーターパウンダーを最初に発表するときに、

マックの店名をあえて使わずに売り出しました。

これ、話題になったので、私も記憶しています。

これまでとは一味違う画期的な商品を出しても、

元々マック嫌いな人は買ってくれない。

試してもくれない。

そこで、原田社長は、マックの名前を使わないことで、

まず、そういう人たちの先入観を取り払った。

そして、見事に「マックも意外といいじゃん」というふうに、

新しい顧客を獲得していったのです。

コーヒーでも似たような戦略を取っています。

以前は「マックのコーヒーはまずい」ということで、

負のイメージ商品でした。

原田社長は、皆がそれを忘れるまで、

2年くらいコーヒーを休んだそうです。

機械も全部廃棄。

それから、新しく生まれ変わった、

うまいコーヒーを投入した。

そういう視点は大事だなぁと思いました。

これとは、ちょっとまた少し視点が違いますが、

宣伝広告などで、当社のロゴを大きくしたり、

名刺広告といいますが、

名前だけの広告出稿をしようとする社員をたまに見かけます。

でも、ちょっと待ってほしいのです。

「株式会社ABC」。

社名だけ見ても、何の会社かわからないです。

でも、自社の人間には

それが見えないときがあるんですよね。

社名を売っていきたいという気持ちはわかるのですが。

そういうとき、私は広告原稿を

「株式会社XYZ」で作ってみることにしています。

そうすると、自分の至らなさに気付くことができます。

視点は第3者的に一歩引いたところから。

これ、結構大事だと思います。

ちなみに、私は知らなかったのですが、

原田社長、ドラムやってるんですね。バンド活動。

いまさらですが、私の中でやっと、

奥様の谷村有美さんとの接点が繋がりました。

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