長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
『小さくても「人」が集まる会社』
著者:西川幸孝
満足度:★★★★☆
一応、人事も担当しているので、
採用に関する本くらい読んでおかないと。
そう思って購入。
本はわりと読んでるほうだと思いますが、
お恥ずかしい話、採用関係の本は、
これでやっと4冊目・・・くらいだったと思います。
その点、まだ重複も少なく、
新鮮な気持ちで読むことができました。
採用にあたっては、
育成の方法論を持たないと、
印象ばかりに頼って判断してしまうこと。
目指す顧客価値(コンセプト)を採用の面において、
明確に打ち出すこと。
必要なのは、
「有能な人材」ではなく「有益な人材」であること。
採用の面でも、PDCAサイクルをまわすこと。
そんなことを学びました。
もちろん、もっと具体的なことも書いてありますが、
ここでは割愛します。
企業の具体例もあり、
とても明快でわかりやすい理論です。
劇団四季の例など、特にわかりやすいです。
四季が目指す顧客価値に対して必要な人材は、
台本を一字一句間違えることなく、
音程のど真ん中で歌える人なのだそうです。
だから、採用基準は、
いくら演技やアドリブがうまくても、
これができないとダメ。
明快ですね。
一応、当社もちょっとした基準を二次面接で設けています。
一次面接で基本的な確認を行ったあと、
二次で簡単なテストを行います。
努力すれば、100点取れる内容です。
ほとんどの方は100点か、
イージーミスをして98点とか、
そんな感じです。素晴らしいです。
しかし、稀に80点代を取る方とか、
それ以下だったりする方もいるわけです。
当社では、このテストで90点未満の方は、
どんなに欲しいと思った方でも不採用にしています。
そこで努力ができない方は、
やはり厳しいです。
また、入社した後も、
日商簿記3級や宅建主任試験に合格しないと、
ある等級で昇級が止まります。
等級が止まると、
基本的には重要な役職には就けません。
簿記3級も宅建主任も努力すれば合格できます。
学力や適性の問題ではなく、努力の問題です。
資格取得を一つの努力だと見ているのです。
どちらも当社には必要な知識ですし、
無駄なことをさせてるわけでもありません。
宅建主任は手当も付くので、
実益もあります(笑)
簿記3級を取得しているから、
宅建主任を取得しているから、
そこが仕事において優秀かどうかをわけるかというと、
もちろんそうではありませんが、
基本的に努力しない人に上級職は無理だと思っています。
仕事においては努力していても、
技能(資格など)や社会学習(新聞・本など)のインプットをしない人は、
やはりちょっと世間知らずな面もあるからです。
そういう意味では、プライベートにおいても、
好奇心旺盛で、
いろんな体験をしている人は、
そういう面で優れていて素晴らしいと思います。
もちろん、上級職に就くことがすべてではなく、
専門職を極めて行く手段もありますが、
レベルの高い自己実現を果たすためには、
やはりある程度の権限や発言力を持っていたほうがいいと、
個人的にはそう思っています。
ちょっとしたことですが、
当社では、唯一明確な基準です。
努力ができる人をさらなるステップへ。
採用には関係ありませんが、
昨日の新聞に、八塩圭子さんの記事が載っていて、
FIFAの制度について書かれていました。
サッカーの香川選手のマンUへの移籍が決まり、
その移籍金は15億円と報じられています。
そして、注目すべきは、
選手の若きし時代を支えたクラブにも、
「連帯貢献金」が支払われるという点。
私は知りませんでしたが、
12歳から15歳までに所属していたクラブに
移籍金の0.25%、
16歳から23歳までの所属クラブに
移籍金の0.5%が、
移籍先から支払われる仕組みなのだそうです。
育てた甲斐があったなぁと思える瞬間です。
この制度がサッカー界のすそ野拡大に寄与していると、
八塩さんが絶賛していました。
素晴らしい仕組みですね。
この制度、会社でそのままマネはできませんが、
連帯貢献の考え方は、
何らかの形で取り入れたいと思いました。
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