夢より短い旅の果て

  • 2012.07.22
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は本を紹介します。

夢より短い旅の果て

著者:柴田よしき

満足度:★★★★☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

書店で見かけて、表紙の良さで衝動買い。

著者の柴田よしきさん、私は知らなかったのですが、

シリーズ小説をたくさん書いているんですね。

この小説、鉄道での旅の物語なんですけど、

ストーリーそのものの良し悪しよりも、

旅のエッセイみたいな雰囲気も楽しめて、

とてもおもしろいです。

ストーリーは、

主人公の香澄は大学生。

その道で有名な鉄道旅同好会に入り、

全国を列車で旅をする。

一言で鉄道マニアといっても、

車両マニア、駅マニア、時刻表マニアなどがいる。

しかし、この同好会は鉄道「旅」マニア。

鉄道を使って旅をすることを目的としている。

目標は、全国の路線を制覇すること! とか、

ある路線の全部の駅で下車! とか。

そういうジャンルの人たちです。

そこで経験したことが同好会のブログに掲載され、

そのブログは、ついには本になるほど大人気になっている。

主人公が乗る路線は、

急行能登、飯田線、沖縄都市モノレールゆいレールなど。

そこで様々な人に会い、

それぞれの人生に触れながら旅をする。

主人公もそれを楽しみ、

次第にそんな旅が好きになっていくが、

同好会に入った真の目的は別にあった・・・。

という内容です。

この本、一冊で完結ではないようです。

帯にも「シリーズ第1作目」と書かれています。

この本の最後の旅は、

常磐線になっているのですが、

この路線を最後まで旅することなく、

物語は終わります。

それには、理由があります。

常磐線は、上野発仙台行きなのです。

そう、震災の影響です。

取材ができなかったのか、

様相が変わってしまったのか。

しかし、著者はあとがきで、東北の旅の魅力を書くことで、

復興支援したいと言ってました。

そういうわけで、2作目はきっと、

福島や宮城の旅も入ってくると思います。

楽しみです。

それと、主人公が乗った急行能登、

すでにもう廃止されているようなので、

今さらなのですが乗ってみたくなりました。

急行能登は、東京から金沢に行く夜行列車。

金沢いいですよね。

一度は行ってみたいです。

長崎からだと、一旦大阪に飛んで、

そこから陸路が現実的でしょうか。

私はこの列車が通るところを途中まで乗ったことがあります。

東京から新潟の苗場スキー場へ行った時に通りました。

当時、流行っていたシュプール号という、

スキー専用の夜行列車。

あれは楽しかったなぁ。

長~いトンネルを通るのですが、

トンネルを抜けたら、本当に雪国なんですよね。

九州人の私には、もう感動的でした。

思えば、もう何年も鉄道の旅をしていません。

今ではLCCも登場して、

ますます乗るチャンスが少なくなりました。

今度、無理やり乗ってみるのもいいなと思いました。

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