長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「企業参謀ノート」
著者:大前研一
満足度:★★★★☆
名作「企業参謀」はまだ読んでません。
本書は、著者のベストセラー「企業参謀」を分かりやすく
再編集した本です。
以前、「プロフェッショナルマネジャー」と、
ユニクロの柳井さん監修の「プロフェッショナルマネジャー・ノート」、
その両方を読んでみて、
どちらか一方のみで良かったと感じました。
今回もプレジデント書籍編集部の本だし、
どちらか一つで良さそうな気がして、
せっかく敷居を低くしてくれているので、
本家より、こっちをチョイス。
参謀とは、天気予報を見て、
「今日の天気は晴れのち曇り。降水確率は50%か」と
つぶやく人ではない。
雨が降りそうなら、
「社長、傘を持っていってください!」と言える人なのだ。
そういう前書きから始まります。
自分の頭でゼロから考えることなく、
答えを手本に求める癖が身に染みついている。
日本人にとって、「答え」とは考えるものではなく、
見つけるものなのだ。
と、日本人の悪いクセを指摘しつつ、
物事には、その結果に影響を与える主要因と言うべきものが
必ずいくつか存在する。
この要因をKFS(Key Factor for Success)と呼んでいる。
というように、後半はこのKFSについて、
特に強調して解説されています。
KFSは、他のビジネス書にも出てきたので、
一応、知っています。成功要因のことです。
本書では、宮本武蔵を例に出して、
1対100では、さすがの武蔵でも勝てませんが、
1対1の闘いなら「必ず勝つ」。
だから、武蔵にとってのKFSは、
「1対1の闘いに持ち込む」こと。
企業の戦略も、このKFS、必勝パターンを見極め、
それを実行していくことだということです。
おもしろかったです。
それと、大前研一さんの著書や訳書を
以前にも読んだことありますが、
とても読みやすいです。
特に本書は、短いセンテンスで構成されているので、
リズムよく、短時間で読むことができます。
短時間で読めるメリットは、
全体を把握しやすいということ。
他の大前作品も読もうと思いました。
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