終の信託

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長崎のABC不動産のホンダです。

今日は映画を紹介します。

「終の信託」

出演:草刈民代、役所広司、浅野忠信、大沢たかお

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

周防監督、草刈民代、役所広司。

大ヒット映画「Shall we ダンス?」のメンバーが再び集結!

意識もなく、ただの肉の塊となって生かされ続けるより、

そのときが来たら、安らかに死なせてほしいと、

自らの死を信頼する医師に託す患者。

「そのとき」がやってきて、苦悩し、決断する医師。

しかし、その行為が後に殺人罪に問われることに・・・。

涙、涙の感動作と思っていたら、

延命治療の最終決断について考えさせられる問題作でした。

まぁ、ポスター見てると確かにそういう雰囲気出てます。

検事は感情論は抜きにして、「事実」だけを詰めて行きます。

そして、法に照らして、厳しく言及します。

医師はまったくの逆、正しい正しくない以前に、

患者の意思、苦しみ、

真に本人のことを考えた医療行為だったと訴えます。

映画では、どちらかといえば、

検事が悪いほうの役回りに見えるのですが、

私は検事の言うことももっともで、

どちらが正しいとは言えないと思いました。

これは、ずっと長い間患者と一緒に闘病した医師にしかできない判断。

そして、それを本人が託したのも、それがわかっていたから。

でも、ぶっちゃけ、託された側は大変ですね。

本当にそれで良かったか、ずっと悩み続けるハメになりそうです。

映画では、殺人罪で訴えられてしまいますし、

踏んだり蹴ったりです。

そういえば、以前読んだ「選択の科学」という本に、

延命治療をやめる決断を下すのは、専門家である医師が良い、

あるいは、医師のアドバイスに従って家族が決定するのが良いとありました。

自分自身で決断すると、後々のストレスが大きいと。

この映画に中でも、

妻は「医者がそういうので仕方ないと思った」と証言しています。

つまり、ストレスを感じていないのです。

先日、イタリアの地震研究者の方々に実刑判決が下されました。

この映画のように、実際に手を下さなくても、

アドバイスが間違っていれば、それだけで非難の対象になってしまいます。

私たちも不動産、特に当社は賃貸の専門家。

部屋探しのお客様にもオーナー様にも、

そのアドバイスを間違えないように、

日々研究を怠ることなく、精度を上げていきたいと思います。

ちなみに、私が★を3つにしているのは、

患者と医師の心が繋がっていく様子が割と少なかったからです。

主人公が医師に「終の信託」をするときに、

え? もうそんなに信頼してるの? なんで?

と感じてしまいました。

あともう少し、二人の関係が深まるエピソードがあるといいな。

あ、変な関係ではないですよ。

本作は、あくまで医師と患者のピュアな関係です。

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