成功はゴミ箱の中に 億万長者のノート

  • 2012.11.06
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長崎のABC不動産のホンダです。

今日も本を紹介します。

「成功はゴミ箱の中に 億万長者のノート」

著者:レイ・A・クロック

編集:プレジデント書籍編集部

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

最近、プレジデント書籍編集部は「ノート」ブームのようです。

「プロフェッショナルマネジャー・ノート」

「企業参謀ノート」

そして、この「成功はゴミ箱の中にノート」。

昔の著名な本を若い方に読んでもらうためだと思いますが、

残念ながら、何度読んでも満足感が残りません。

私のようなオヤジが読むからでしょうか(笑)

アンタはターゲットにしていないと言われそう。

しかし、「ノート」が出るたびについ読んでしまう。

でも、これで終わりにしようかな。

元の本のいいとこを抽出して、

短いセンテンスで簡潔に解説しているので、

わかりやすいのですが、心に残らないというか。

それに、特にタイトルの「億万長者の」というのが、

とても残念。そんな本じゃないのに。

元になっている本「成功はゴミ箱の中に」の

原題は「Grinding It Out (やり遂げろ)」です。

副題は「The Making Of McDonald’s」。

億万長者なんてどこにも出てきません。

商いのセンスと営業魂の話なのに、

金儲けのノウハウ本みたいなタイトル。

ちょっと、不満。

さて、とは言っても、さすがにいいこと書いてあります。

日本のマクドナルド完全復活をやり遂げた、

現在の原田社長ですが、

以前、原田社長の本を読んだら、

基本に忠実にQSC&Vをやったと書いてありました。

クオリティー、サービス、クリンネス、バリューです。

本書にもバッチリ書いてあるんですよね。

創業者のレイ・クロックさんから

受け継いだものだったのですね。

52歳でマクドナルドを立ち上げるまで、

ミキサー販売の営業マンだった、レイ・クロックさん。

姑息な手段が大嫌いな人だったようです。

本当に顧客の儲けしか考えていない人。

お客様にメリットを与えてこそ商売になるという考え方。

マクドナルドの立ち上げも、

マクドナルド兄弟の素晴らしい店舗を見て、

これを兄弟にチェーン展開してもらえば、

ミキサーが売れると、そう思ったからだそうです。

すごく純粋な動機です。

結局、兄弟に断られて、

自分でやるハメになったみたいですが。

他にもこういうエピソードがあります。

シカゴのフランチャイジーが、

ハンバーガーのパティの中央に穴をあけて、

そこに他の材料を詰め込めば分からないんじゃないか、

そういう話をしていたのを聞いたとき、

こう強く非難したそうです。

「こういったペテン師のような発想はいかにもシカゴらしい」

後にマクドナルドが大きく発展し、

メジャーリーグの球団を買い取って

オーナーになったときの話もあります。

試合を見ていたレイ・クロックさん。

自軍チームは弱く、おそまつな試合をしていました。

つまらない試合に激怒し、

放送席のマイクで「くだらない試合だ」と叫んだそうです。

お金を払って見に来てくださっているお客様に

申し訳ないと思ったみたいです。

成功者は常に他人の利益を考えているといいますが、

レイ・クロックさんも本当にそうだったのでしょう。

熱い話です。

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